105: ◆IoH/Hpd1z6[sage]
2012/10/09(火) 16:42:18.32 ID:tIPCE70co
「教会だよ、神裂、ステイル」
「赤ん坊の頃の記憶がどうとかなんてそんな詳しいことまでは知らねえ。ただインデックスの場合魔道書を覚えるということで脳の残り容量は減っていってるはずなんだ。だからやっぱり10歳までに死ななかったってのはおかしいんだよ。テメェらは教会に騙されてるんだ。禁書目録なんてシステム作った奴がこいつを野放しにするわけ無いだろ。そんな奴らがこんな極東に派遣されるような下っ端のテメェらなんかに本当のことを言うかってんだ」
「じゃあ、僕達のやってたことは何だっていうんだ……。くそっ……!」
「待ってください!じゃあそれがわかったところでどうするんですか?」
「なんだテメェら見てなかったのかよ」
「何をですか?」
「さっき俺が何を壊したかだよ。俺の右手には幻想殺しってのが宿っている。超能力も魔術も効かない、霊装だって壊せる。こいつが今『歩く教会』を着ていないのは間違って触ってしまうと服が破壊されてしまうからだ」
まあ首輪を破壊する時にこいつに触るだろうから着てないってのもあるんだけどな。
「その力でこの子にかかっている魔術を破壊すると言うのですか?」
「ああ、魔術がどこにかかっているかも分っている」
久々にインデックスに向き直る。
「インデックス、俺を信じてくれ」
「さっき魔術師が私を追ってるのは私の為って言ったのはこういうことだったんだね」
「ああ、そうだ。今からインデックスを助ける。少し口を大きく開けてみろ」
「わかったんだよ」
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