172: ◆IoH/Hpd1z6[sage saga]
2012/10/17(水) 21:29:31.94 ID:qcAlTTNXo
……そうか、実験は何故か1ヶ月ほど早くはじまってるみたいだな。
多分御坂妹は今日の夜実験だろう。20:30か……。
「インデックスー」
「あ、とうまが呼んでるよ、短髪」
「だから私の名前は御坂美琴だって何回も言ってるでしょうが」
「……なあ、御坂妹」
「それは私のことですか?」
「ああ。御坂妹、俺さ、学校通ってるし、馬鹿だし夏休み中も補習行ったりしてるからさ、昼間インデックスを一人にしちゃうんだよ。だからさ、今日が終わったら暇な時は俺の家遊びにきてくれよ」
「ですがミサカは……」
「それ以上は言うな。お前は実験動物なんかじゃない。お前は生きている。似た顔のやつがただ1万人ほどいるだけの人間なんだよ。それにミサカ10032号はこの世界に1人しかいないじゃないか。そしてそいつは俺やインデックスの友達で、御坂の自慢の妹だよ。それはお前が生まれた時から、今も、これからもずっと変わらないことなんだよ」
「……」
「何話してんのよ?」
「いーや、なんでも」
「じゃあインデックス、買い物行くか」
「うん、じゃあね、短髪、クールビューティ」
「何それ!? 私とこの子の差ひどくない?」
「お姉様、そういうところがクールではないのでは?とミサカは当たり前の指摘をします」
「ぐっ……」
「じゃあな御坂……そうだ御坂」
「何よ?」
「ちょっとこい……」
「え? 何?」
俺は御坂に小声で話しかける。
「今日の夜20:00に鉄橋に来てくれ、どんな用事があっても来てくれ」
御坂も小声で返事をする。
「いいけど……何で?」
「お前の毎日の夜更かしを終わらせる」
「え? 何する気よ!?」
「いいからこい、絶対だ。その時話してやる」
「……分かった」
「じゃあな」
「うん、また後で」
「んじゃ御坂妹もまたなー」
「……さようなら」
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