656: ◆index//3x.[sage]
2013/04/22(月) 00:13:39.56 ID:c7oZWYFko
「問一。"御使堕し"を引き起こしたのは貴方か」
「……いいや、違う」
「問ニ。それを証明する手段はあるか」
「……まず、俺は学園都市の人間だ。つまり能力開発されている。だから魔術は使えない」
「……」
「ああっと、それじゃ弱いか。……そこの金髪は学園都市の人間なのに魔術師だ。こいつには魔術の副作用で内出血の跡やらがいっぱいあるけど、俺にはない。確認してもらったっていい」
「……」
「……じゃあ最後。俺の右手には"幻想殺し"って能力がある。これは異能の力なら何でも消す能力。つまり俺は学園都市の能力も、魔術も。異能の力を操ることはできない。……どうかな」
「……。数価。四○・九・三○・合わせて八六。照応。水よ、蛇となりて剣のように突き刺せ」
俺の説明を聞き終えるなりそう唱えた少女は背後の海から水の柱を出現させ、それを蛇のようにうねらせてこちらへ飛ばしてきた。
柱はその後、何本にも枝分かれし槍と化し、迫ってくる。
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