706: ◆index//3x.[ saga]
2013/04/30(火) 00:46:05.30 ID:0D7/XWbKo
目の前の少女は自身の莫大な力を隠そうともせず、いつの間にか海の上の空に浮かんでいた。
誰一人行動が追いつかなかった。
目の前の俺ですら何も見えなかったのだ。
707: ◆index//3x.[ saga]
2013/04/30(火) 00:46:53.51 ID:0D7/XWbKo
「……主役ってこういうことですかい」
「すぐ終わると思ったんだけどなあ、避けられちまった」
708: ◆index//3x.[ saga]
2013/04/30(火) 00:47:23.51 ID:0D7/XWbKo
「とうま、あれは人じゃないんだよ!? 天使、つまり莫大な力の塊なんだよ!?」
「そうです、人の身で倒そうとするなど……」
709: ◆index//3x.[sage]
2013/04/30(火) 00:48:05.93 ID:0D7/XWbKo
グオォォォォオオオオオ!!!
710: ◆index//3x.[ saga]
2013/04/30(火) 00:48:35.92 ID:0D7/XWbKo
「……カミやん、オレ達は何をすればいい?」
「土御門! 彼を戦闘に巻き込むというのですか!?」
711: ◆index//3x.[ saga]
2013/04/30(火) 00:50:12.72 ID:0D7/XWbKo
「お前はさっき自分で言ったじゃないか。"天使が人間の姿である以上、私達のようなイギリス清教の者と協力した方が得策かと思われます"って。つまり専門分野はそれを専門とするやつがやる方が得策ってわけだ。確かに俺は素手で喧嘩したら土御門に負けるし、ましてや神裂なんてとてもじゃないが無理だ。何でかって言ったらお前らは対人間のプロ、戦闘のプロだ。不良のケンカ程度の俺なんかが勝てるはずねえよ。そんなお前らが勝てない相手。それはもう人間じゃない、化け物だ。その化物に勝てるのは。天使が天使の姿である以上は。───異能の力を消すことが専門の俺に任せた方が得策だって、そう思わないか?」
712: ◆index//3x.[ saga]
2013/04/30(火) 00:51:02.71 ID:0D7/XWbKo
「……」
「……決まったな。さて、カミやん。もう一度聞く。オレらは何をすればいい?」
713: ◆index//3x.[ saga]
2013/04/30(火) 00:51:45.43 ID:0D7/XWbKo
「は?」
「え……」
714: ◆index//3x.[ saga]
2013/04/30(火) 00:52:12.17 ID:0D7/XWbKo
こうして俺たちは、それぞれの役割へ向かって行く。
インデックスと土御門は、俺の家へ。
715: ◆index//3x.[ saga]
2013/04/30(火) 00:52:40.51 ID:0D7/XWbKo
「……待たせたな。ずっと攻撃ばっかりで疲れたんじゃないか?」
「……」
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