741: ◆index//3x.[ saga]
2013/05/01(水) 00:36:30.26 ID:7ikJ9Gf8o
「……ま、当麻!!」
「ん……」
目を開けるとそこには夜空が広がっていた。
体を揺すっていたのは俺の父さん。
「あれ……?」
「よかった、当麻。体は大丈夫か? どうもしてないか?」
「ん、ああ。大丈夫大丈夫」
「よかった……」
「なあ、父さん」
「ん? なんだ?」
「俺が何で今ここに倒れてるか分かる?」
「何でか……か」
「頼む、隠さず教えてくれ」
「いや、隠すつもりはないんだけどなあ。何というか、説明しにくいんだ」
「見たまんまでいい。ゆっくり教えてほしい」
「……分かった」
「……」
「まず、父さんは部屋で当麻の友達の赤毛の子と話していたんだ。彼は見かけによらず丁寧でね。当麻の向こうでの生活を尋ねたりしたら、親切に答えてくれたのさ。"とてもお人好しで、頼りないけど頼れる人だ"って」
「へえ……」
これは意外だった。神裂が俺を評価してくれていることは、素直に嬉しい。
891Res/400.16 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。