過去ログ - 【咲安価】京太郎「スマブラで確固不抜……だと……？」誠子「五殺目」【白糸台】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲安価】京太郎「スマブラで確固不抜……だと……？」誠子「五殺目」【白糸台】

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53:ひろえもんは大阪で三番目に強い！全国でもこのまんま出てくる可能性がありますです[saga]
2012/10/05(金) 23:38:28.86 ID:lg5MGXDoo
【廃工場】

洋榎「『袋の鼠』っちゅー言葉あるやん？でも普通の鼠なら袋なんて喰い破ってしまう事も多いんやないかなー」

ﾊｷﾞﾖｼ「まあ、今回は外から喰い破られた訳ですが。さて、どうしますか？」

既に、ここは京太郎達にとってのキルゾーンではない。
むしろ場が動けば、この不気味な男を包囲する事だって出来るかもしれない。
状況は逆転した。

京太郎「5vs1だ・・・天地程離れてない以上、埋められない差じゃない」

例え姉帯常務が全力を出せる状況であっても、一方的には終わらせられない過剰戦力だ。
そして五人全員が、この場においても死を恐れない戦士でもある。
決死であるならば、埋められない実力差ではない。

？「ふむ・・・成程。負けはせずとも、私も無傷では済まなそうだ」

？「ここは、引かせて貰うとしよう」

だが、眼前の男はどこまでも冷静だった。
姉帯常務を肩に担ぐと、窓から外部に脱出しようとする。
確かに、合理的に考えるならこのタイミングでメリットの無い戦いに付き合う必要など皆無だ。
京太郎達を殺すのは、別にこの場でなくても良いのだから。

透華「あ、待ちなさい！」

？「見逃してやろうと言うのだ。ありがたく思え」

衣「・・・傲岸不遜な」

悔しいが、ここは見逃すしかない。
先刻の寸評は正確だ。この奇妙な男を打倒するには、京太郎陣営からも何人か死を覚悟する必要がある。
退いてくれるなら、それはそれで御の字なのだ。
故に、この質問は京太郎の男としての意地以上の意味は無い。

京太郎「・・・お前、名前は？」

ﾃﾞｨｵ「ディオ・ブランドー。死を拒むなら、この名を忘れぬ事だ」

ﾃﾞｨｵ「頭を垂れる奴隷を狩るほど、私も暇では無い」

そして、男は去る。
この騒動の中心となった男を連れて。

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