83:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[saga]
2012/11/07(水) 22:56:10.86 ID:ESdh5mgN0
人喰「さてと餌付けも済んだし、僕も頂こうかな」
食糧「?」
人喰「どうかした?」
84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[saga]
2012/11/07(水) 22:56:59.21 ID:ESdh5mgN0
食糧「たべられるあじじゃないの?」
人喰「まあ、普通の《人》にとってはいける味だろうってこと。僕は偏食に偏食を極めてしまったようだ。口にした瞬間吐いちゃったよ」
食糧「すききらいしたら、おいしくなれないっていってたのにー!」
85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[saga]
2012/11/07(水) 22:57:50.62 ID:ESdh5mgN0
ご無沙汰しております。忘れたわけじゃないですよー……という足掻きです。
落ちないよう、じわじわ続けていきたいです。
86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/11/08(木) 04:26:05.14 ID:ILZuw5LVo
ずっと待ってた
87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/11/08(木) 08:40:30.94 ID:CIXWwn4yo
次も楽しみ
88:B[sage]
2012/11/08(木) 10:24:51.20 ID:MYaWTFtAO
あなただったか
乙
89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[saga]
2012/11/11(日) 21:05:05.86 ID:9+CvDhjD0
人喰「第一、生き物を食べるというのはどういうことか分かるかい?」
食糧「おなかがへるかだよ?」
人喰「ああそうだ。腹が減るから喰う。そうとも。正解だ。だが違う」
90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[saga]
2012/11/11(日) 21:05:46.08 ID:9+CvDhjD0
人喰「僕らは生きるごとに死に近付く。死が膨らむ。鬱積する」
食糧「?」
人喰「毎日毎日小さな死が積もり積もる。それが一杯になった時、まさにその時だ。死が得意げな顔をして首を」
91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[saga]
2012/11/11(日) 21:06:16.70 ID:9+CvDhjD0
人喰「あーあー折角食べたのに全部吐いちゃってもー」
食糧「げっぼがほ……あ、あるじさまがわるい!」
人喰「ごめんってば。お詫びに昼にはシチューを作ってあげようね。石じゃない肉で」
92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[saga]
2012/11/11(日) 21:07:01.76 ID:9+CvDhjD0
人喰「まあ、後片付けでもしつつ話を元に戻そうか」
食糧「はーい。てんかってなあに?」
人喰「僕らは毎日毎日小さな死を押し付けられる。それが一定量溜まれば本物の死が襲う。そうならないように、小さな死を他の命になすりつける必要がある」
93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[saga]
2012/11/11(日) 21:07:46.29 ID:9+CvDhjD0
人喰「そういうわけだ。僕らは他の命を喰うことで、死からしばしの暇(いとま)を頂いているんだよ」
食糧「うーんうーん。わかったような、わからないような」
人喰「君ならすぐに理解できるさ。今は僕の話を聞いてくれるだけで合格だ」
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