7:駄文でスマン[sage]
2012/10/07(日) 00:47:38.34 ID:i5Ngupow0
俺は何ヵ月か前にSOS団をやめた。
理由は簡単。
ハルヒに付き合うのが面倒になったからだ。
何故かハルヒに猛反対されたが、家の事情でSOS団に行くのが難しくなったと言って、ハルヒや他の団員たちの承諾を得た。
そういえば他の部員たちからも反対されたな。
何故だろう?
大方、部員集めが面倒だからか引っ張りまわす相手がいなくなって不満を覚えたのだろう。
「そういえば、SOS団に行かなくなってからもう結構経つな.....」
俺はポツリと呟いた。
現在時刻は4:20分。
ちょうど団活の最中だろう。
「まっ、俺にはもう関係ないことだけどな」
今、俺は喫茶店にいる。
そして向かい側には佐々木が座っている。
俺は、校門で佐々木と待ち合わせをしてここへ来た。
だから、二人とも制服だ。
何故俺と佐々木がここにいるのかは後で話そう。
「どうしたんだい、キョン。さっきから何かポツポツ呟いているけど?」
「ああ悪い。どうやら独り言を呟くのが癖になっているみたいなんだ。」
「そうなんだ。それでよかったらその独り言の内容を教えてくれないかい?」
わざわざ独り言の内容を聞くのかよ。
まあいいけどな。
「いや、SOS団を抜けてから結構経つなぁと思ってな」
「ああ、そうえばキョンSOS団に入っていたっけ」
「まあな。といっても今のままで忘れていたがな」
「そうなんだ。キョンて、意外と忘れんぼさんなんだね」
「そうか?」
「そうだよ。普通抜けても、たまに思い出すはずだよ」
「......お前、俺が普通じゃないって言っているだろ」
「そんなことないよ。キョンは至ってノーマルだよ」
「まあ、いいけどな」
たわいのない会話が続いていく。
やっぱ佐々木と話していると楽しいし、なんか和むなぁと思っていた矢先に、俺は見てはいけないものを見てしまった。
レジ近くにハルヒたちがいる。
まさか喫茶店に来るとは思わなかった。
佐々木の方を見ると、佐々木の視線はハルヒたちの方へ行っているようだった。
どうやら佐々木もハルヒたちの存在に気づいたみたいだ。
「涼宮さんたちが来たみたいだね。どうする、帰るかい? 鉢合わせしたらキョンが気まずいだろうし」
「いや、大丈夫だろう。まあ、佐々木が帰りたいんなら別だがな」
「帰りたいなんてとんでもない。ボクは、もう少しここでキョンと話していたいな」
「佐々木からそんな言葉聞けるなんて意外だな。まぁ、俺ももう少しここで佐々木と話していたいし、もう少しここに居座るとするか」
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