過去ログ - ■ SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)自治スレッド Part7
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971:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/17(日) 20:17:40.16 ID:X613c9Mc0
渦巻が元気に騒ぐ。
土方涼太(男子13番)は耳を塞いだ。
あの声は頭に響くほどうるさい。

「よし、ごくろーさん!
 みんなこのデイパックを持っていってもらうからな!
 えっと、この中には水と食料、地図とコンパス、懐中電灯、武器と防寒具が
 入ってるから。
 武器は…まあ当たり外れがあるけど、文句はナシな。
 防寒具は手袋とかマフラーとかカイロとか、ある程度はそろってるぞ。
 佐助にコートを貰ってから出て行くように!」

内刃はフンッと鼻を鳴らした。
オレ、ああいうスカしたヤツ嫌いなんだよね。

「えっと、ほら、東田先生?」

畠が東田晴樹(担任)を呼んだ。
東田は生徒たちに何かを言いかけたが、すぐに俯いた。
畠が溜息をついた。

「もう、全部俺がやるんですか?
 じゃあみんなさ、机の中から紙と鉛筆を出して?」

涼太は机の中に手を突っ込んだ。
確かに紙と鉛筆が入っている。

「じゃあ、今から俺が言う事を3回ずつ書いて?
 『私たちは殺し合いをする』、はい!
 あ、男子は俺とかでもいいけどね」

ちくしょう、ふざけんな!
涼太は紙に書く振りだけした。
誰が殺し合いなんかするかってんだ、クソッ!

「『殺らなきゃ殺られる』、はい!」


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