過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」健夜「その１０だよ」【龍門渕】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」健夜「その１０だよ」【龍門渕】

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47:>>38ね、ネタ安価でがんばってとってください(震え声) ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2012/10/07(日) 00:40:13.94 ID:AXFo5WMU0
健夜「……はい、おしまい」

健夜「どうしたの京太郎君。何が何でも勝つんじゃなかったのかな？」

京太郎「……挑発ですか？」

健夜「別に、対して意味はないよ」

健夜「ただ、京太郎君は京太郎君が思っているほどに強くないってこと」

健夜「そして弱くもないってこと」

健夜「引いてみなよ、次のツモ牌」

京太郎「……」

それは、俺の手の、和了り牌だった。

健夜「ほら」

健夜「運も混じるこの麻雀で、たった一局で自分を決め付け、卑下するのはどうかと思うな」

京太郎「……和了れなきゃいみないですよ」

健夜「和了られたら意味ないんだもん。私だってちょっと頑張っちゃったよ」

えへ、とはにかむように笑った。

健夜「まあ、元より私は人に教えることに向いてないし、人を導くことにも向いてないけどさ」

健夜「一言だけ言うとするなら、そうだね、うん」

健夜「麻雀って言うものは楽しむものなんだよ」

健夜「今の京太郎君に言うのは酷かもしれないけれどね」

京太郎「……そんなもんですかねぇ」

健夜「そんなもんだよ」

……別に。

今の言葉で改心したわけでもなければ、俺が弱くないと確信したわけでもない。

……ただ、彼女の言うことももっともかな、と。

一度だけで決めるのは間違っているかな、と。

そう思っただけである。

京太郎「……それじゃ」

京太郎「もう一度やってみますよ」

宝石をはずす

健夜「そ、じゃかかっておいで」

健夜さんは嬉しそうに笑った。

雀力安価
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