過去ログ - 削板「久し振りだな、百合子！」 -SS速報VIP

過去ログ - 削板「久し振りだな、百合子！」

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335: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2013/02/05(火) 20:00:02.33 ID:tEfSwJE7o
以下、名無しにかわりましてミサカがお送りしますID:Misaka19090

俺らこんな生まれじゃん
普通に夫婦の間に生まれてくる子供見たいって
そんなおかしいことか？

以下略

336: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2013/02/05(火) 20:01:35.29 ID:tEfSwJE7o
「………寝ちゃった？」

頼まれて替えの冷えピタシートを取りに行っている少しの間に、彼女は安らかな寝息を立て始めていた。生まれたての赤児のようなささやかな寝息だった。
起こしては悪いかと思い、そっと前髪に隠れた額に触れる。滑らかな白い額に触れるとほんのりと熱くて、そう言えばこんなに熱を持っている彼女に触れるのは初めてだった。いつも彼女の体は冷え切っていて、「生きている」という感覚に乏しかった。それが今は熱を出して、か細い息をして、汗をかいて、正しく「生きている」。
体調の悪い彼女に却って安心するという状況に後ろめたさを感じて、その気持ちを隠すようにさっと替えのシートを貼って彼女の寝顔から目を逸らした。彼女が起きる様子はなかった。

以下略

337: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2013/02/05(火) 20:02:48.90 ID:tEfSwJE7o
（もうやだ）

（こんなもやもやしてんの俺らしくないし）

色々なことが面倒くさくなって、彼はぽすりとベッドの縁に顔を伏せた。入浴剤かボディーソープか、カモミールのような香りがする。４年前、あの実験に協力するために姿を消した彼女はいつも体から薬品の匂いをさせていたというのに。

以下略

338: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2013/02/05(火) 20:04:52.98 ID:tEfSwJE7o
「………ン？」

さすがに胸に圧しかかる重みに気づいたのか、彼女が身動ぎをする。むずがるように身を捩る彼女に、彼はそっと呼びかけた。

「百合子。」

以下略

339: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2013/02/05(火) 20:06:46.77 ID:tEfSwJE7o
「うん、百合子。」

「軍覇。」

「百合子。」

以下略

340: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2013/02/05(火) 20:08:12.66 ID:tEfSwJE7o
次回『ミサカ様がみてる』（略してミサ見て）、お楽しみに！

341:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/02/05(火) 20:16:02.61 ID:RZxcWET8o
ごめんなさい、ＭＮＷが切なすぎて……

あと、ミサみてをミサ見てと略すと信者がブチぎれると言う噂が……

乙

342:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/02/05(火) 22:22:22.74 ID:nyjjF27jo
乙

超乙

343:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/02/06(水) 04:55:49.51 ID:rFQinArAO
乙。描写細かいなぁ
春厨イキロ

344:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/02/07(木) 03:26:42.92 ID:bgc+Owdg0
乙

誰かソギーをもいでくれる
強者はいらっしゃいませんかぁ

345: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2013/02/08(金) 20:58:44.29 ID:EaJgYG6ao
誤：ミサ見て→正：ミサみて
申し訳ございません。ちゃんと調べたはずなのに打ち間違えた。
今回上げる分は完全にミサカのみです。多分読んでも意味分からないと思います。書いてる自分でも分からなくなってきた。

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