過去ログ - 削板「久し振りだな、百合子！」 -SS速報VIP

過去ログ - 削板「久し振りだな、百合子！」

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442: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2013/03/09(土) 10:52:33.15 ID:ngfxh0kKo
>>439
もちろん実験ですよ。木原くンは実験という名目であんなことやこんなことをしてますよ。エロ同人みたいに。

以下略

443: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2013/03/09(土) 10:57:01.33 ID:ngfxh0kKo
「あら、何だか見覚えのある人影だと思ったら。」

「…原子崩しか。」

気軽に声をかけてきたのは長い茶髪を上品に靡かせ、お嬢様然としたゆったりとした足取りの女だった。堂々とした態度と得も言われぬ気品で視線を集めている彼女が、まさか世を憚る大悪党だなどと気付く人間はいないだろう。

以下略

444: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2013/03/09(土) 11:06:15.55 ID:ngfxh0kKo
「デートっつったら同居人共が挙って着せ替え人形にしやがったンだよ。」

「あら、デートなの？」

「デートらしい。」

以下略

445: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2013/03/09(土) 11:08:40.37 ID:ngfxh0kKo
「それにしても一瞬誰だか分かンなかったぞ、オマエ。」

「うん、自覚はある。でもお前が言ったんじゃないか、いつもと違う服着て来いって。」

彼の服装はカーゴパンツにパーカー、コンパクトなメッセンジャーバッグという極シンプルなものであった。幸か不幸かどんな服装でも目立つ一方通行と違い、旭日旗Tシャツと鉢巻を取ってしまうと比較的地味な外見をしている彼は普通の高校生にしか見えなかったので、麦野沈利は一瞬その少年が誰なのか分からなかった。

以下略

446: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2013/03/09(土) 11:10:55.65 ID:ngfxh0kKo
麦野沈利を置いてけぼりにしたことなど3歩で忘れた二人（注：頭がいいはずの超能力者）は、第七学区の大通りを歩いていた。クリスマスを半月ほど先に控えた休日の学園都市はなかなか騒がしく、浮ついた様相である。

「朝食べてきた？」

「ついさっき食べて家出てきた。」

以下略

447: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2013/03/09(土) 11:15:21.17 ID:ngfxh0kKo
少年が一人勝手に自信を深めている一方で、彼女は彼に一瞥もくれずに言葉を続ける。

「オマエだって俺がこォいうのに慣れてないことは知ってるだろォが。」

「別にオマエが嫌いだとか、デートが嫌だとか言ってンじゃねェよ。」

以下略

448: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2013/03/09(土) 11:17:52.53 ID:ngfxh0kKo
「いつも通りってンなら着替えたい。」

「ごめん、それだけは勘弁して。」

「何でそンな服に拘ってるンだ？」

以下略

449: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2013/03/09(土) 11:20:17.46 ID:ngfxh0kKo
適当なチェーンのコーヒーショップの隅っこで一組の似つかわしい男女が本日のデートの予定を再確認していた。歩きながらでもできそうなことだが、彼女の方の足が不自由なのでどこか座れる場所の方がいいのだ。

「映画見に行くって言ってたっけ。オマエあンま映画とか見ないンじゃねェの？」

「そうなんだけど、知り合いにチケット貰ったからお前と行こうかなーって。これなんだけど。」

以下略

450: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2013/03/09(土) 11:22:57.45 ID:ngfxh0kKo
「あと買い物だっけ？お前買いたいものとかある？」

「あー、同居人共にプレゼント買うつもりなンだが。」

「プレゼント？あ、もうすぐクリスマスだもんな。」

以下略

451: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2013/03/09(土) 11:23:30.07 ID:ngfxh0kKo

さてその頃の妹達だが、命がけの姉妹喧嘩を繰り広げていた。

以下略

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