過去ログ - 削板「久し振りだな、百合子！」 -SS速報VIP

過去ログ - 削板「久し振りだな、百合子！」

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903: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2013/08/03(土) 10:41:02.05 ID:qnvonJ/ro

「俺がオマエを知ってるってェンなら、オマエだって俺の遣り口を知ってるだろ？」

「……俺が抑えてンのが、本当にここにいる「オマエ」だけだと思ったかァ？」

以下略

904: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2013/08/03(土) 10:46:09.02 ID:qnvonJ/ro

「………能力追跡。」

一方通行がその単語を呟いた瞬間、その場にいた誰もが全てを悟った。確かに彼女なら、あらゆる能力者の居場所を察知することができる。そのための現実的な必要条件を満たす過程には様々な障害があるが、少なくとも理論上はそうなっていた。

以下略

905: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2013/08/03(土) 10:49:56.53 ID:qnvonJ/ro

「随分贅沢な布陣じゃあねぇか。てめえ一人じゃこの俺に敵わねえってか？」

「俺一人だってやってやれねェこたァねェと思うがなァ。無傷の勝利ってェのも悪かねェだろ。」

以下略

906: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2013/08/03(土) 10:50:51.92 ID:qnvonJ/ro

「俺の『本体』抑えたからって何だ？」

「『俺』は、本体が消滅したって自律できる存在だ。『俺』が『俺』を生むこともできるし、最早生身の体なんて鬱陶しい。」

以下略

907: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2013/08/03(土) 10:51:18.55 ID:qnvonJ/ro

以下略

908: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2013/08/03(土) 10:54:04.66 ID:qnvonJ/ro

「………」

「いつから、気付いていたんですか。」

以下略

909: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2013/08/03(土) 10:57:33.48 ID:qnvonJ/ro

「第一今も、」

「俺の能力で簡単に抑え込まれてる。オマエの能力はそンなシンプルなもンじゃねェだろォが。」

以下略

910: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2013/08/03(土) 10:59:18.89 ID:qnvonJ/ro

そのとき、ぶつり、と何かが途切れるような音がした。
その場にいた誰もが注目したのは、それまで長いこと誰にも注目されずにいた液晶画面だった。液晶の横のスピーカーから、ヘリコプターを連想させる独特の轟音が響いた。

以下略

911: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2013/08/03(土) 10:59:48.80 ID:qnvonJ/ro

以下略

912: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2013/08/03(土) 11:01:05.16 ID:qnvonJ/ro

そしてその画面の中に映る幼い一方通行がその強大に過ぎる力を持て余していることが、誰の目にも瞬時に理解できた。
それを取り囲む警備員。恐らく警備員のものではない、もっと暴力的な組織が有しているのだろう装甲車やら戦車やら、軍事ヘリ。その隙間を縫うようにして現れた少年の正体も、誰もがすぐに理解したのだろう。

「見るなっつってンだろォが！！」

以下略

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