過去ログ - 上条「そこのおねーさん! お茶しない?」 麦野「あん?」
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1: ◆yEFBo3BAb.
2012/10/08(月) 22:55:23.13 ID:OsM07NBco
絶ったら5分後に投下開始します。

SSWiki : ss.vip2ch.com



2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/10/08(月) 22:56:52.06 ID:/LNk5uJSO
機体


3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県)[sage]
2012/10/08(月) 22:57:15.81 ID:yUsiobweo
奇態


4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/10/08(月) 22:57:37.88 ID:DBGvJd5DO
超期待です!


5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(熊本県)[saga]
2012/10/08(月) 23:00:03.39 ID:OsM07NBco



上条「そこのおねーさん! お茶しない?」 麦野「あん?」

以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)
2012/10/08(月) 23:00:32.02 ID:96IOpU1F0
木太井


7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(熊本県)[saga]
2012/10/08(月) 23:01:00.74 ID:OsM07NBco
「そこのおねーさん! お茶しない?」
 終業式を午前中に終え、夏休みに入ったばかりの“学園都市”の午後。
 大通りを歩く学生たちの足取りは軽く、その表情は等しく笑顔で弾んでいる。
 しかし、それは当然だ。陰鬱な期末考査を終え、青春の代名詞ともいえる夏休みに入ったのだ。浮かれない学生はいないだろう。
 だから、こんな光景は“学園都市”のいたるところで見る事ができた。これからの夏休みを、さらに素晴らしいモノにすべく、彼女の居ない男子学生がする行為――
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(熊本県)[saga]
2012/10/08(月) 23:01:45.41 ID:OsM07NBco
「…ナンパ? 悪いけど、他を当たって」
 声を掛けられた美人さんは、しかし、今にも「シッシッ」と手を振りそうな態度で、すげなくお断りを入れる。
 だが、こんな事でめげていてはナンパなど成功しない。ツンツン頭の少年は、持てる笑顔のパターンを総動員して彼女の気を惹こうとする。
「いやいやいや! 絶対に退屈させませんって! この上条さん、別にナンパ使用と思ってお姉さんに声を掛けたわけじゃ無いんですよ!? お姉さんがあんまりに美人だったから、口と身体が勝手に動いたわけでして… うわっ、間近でみるとすっげぇ美人!」
 商売人であったら揉み手をしているであろう卑屈な態度で、あらん限りの言葉で美人を褒めちぎる。もちろん、おべっかだとは相手も分かっているだろうが、8割本気の言葉は意外と相手に響くものだ。
以下略



9: ◆WR1lHxDh9No6[saga]
2012/10/08(月) 23:03:29.16 ID:OsM07NBco
「じゃ、ちょっと高いトコ奢ってもらおっかなー?」
「うっ… いやいや、ちょっと高くてももちろんオッケー!
 で、でも、良ければ私めにお店のチョイスをさせて頂けませんか?」
「えー、その店、良い所なんでしょうね? あ、私、麦野ね」
 ナンパをされるのは初めてではない。どうせ今日限りの関係なんだからと、キツ目の美人――麦野沈利は本名を明かす。
以下略



10: ◆WR1lHxDh9No6[saga]
2012/10/08(月) 23:04:21.23 ID:OsM07NBco
「ふむ、ふむ、ふむ…」
「ど、どうすか?」
 注文し、運ばれてきたオムライス(鮭入りライス)を頬張る麦野を、心配そうな顔で上条が見つめる。
 彼女の好みに合わなかったら、当然、そこでアウトである。
「……ま、合格かな」
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/10/08(月) 23:05:55.49 ID:EOZuFrSao
面白いし上麦は好きだが改行が欲しい


12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)
2012/10/08(月) 23:05:57.36 ID:96IOpU1F0
wwktk


13: ◆WR1lHxDh9No6[saga]
2012/10/08(月) 23:06:36.60 ID:OsM07NBco
 かこーん!!
 シリコンボールが激突し、ピンが空中に舞う。
 ボールがその場で手に合わせて成型されたり、ボールの起動がレーンに記録されたりと、
所々ハイテクな仕掛けは用意されてはいるが、基本、アナログなルールは変わっていない。
 2投して多く倒した方が勝ち。単純だが、ちょっとコツを掴めば、女性でも男性と競い合えるのがボウリングの魅力の1つだ。
以下略



14:(熊本県) ◆yEFBo3BAb.[saga]
2012/10/08(月) 23:08:32.19 ID:OsM07NBco
(まぁ、意外と楽しませてもらってるし、少しサービスしてあげようか…)
 心の中でチロっと舌をだして、麦野はコンソールを操作して、ゲームを練習モードに切り替える。
 ボール速度・軌跡、接触角度、投球アクションが記録できる優れモノ機能だ。
「ほら、ちょっと投げ方見てあげるから、構えてみて」
「え、投げ方?」
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2012/10/08(月) 23:09:26.30 ID:KffiNGls0
上琴とか上インと違って緊迫感があるのがいいな


16:(熊本県) ◆yEFBo3BAb.[saga]
2012/10/08(月) 23:10:46.20 ID:OsM07NBco
「ごちそうさま」
 目に止まった喫茶店で頼んだケーキセットを食べ終わると、麦野はさりげなくレシートを自分の方に手繰り寄せた。
「あ…」
「ねぇ、上条クンのレベルはいくつ?」
 何か言いかけた上条だったが、それに被せるような麦野の質問に気勢を削がれる。
以下略



17:(熊本県) ◆yEFBo3BAb.[saga]
2012/10/08(月) 23:12:14.79 ID:OsM07NBco
「これ良いわ〜、キャミは何枚持ってても足りないしね… ん〜、夏は暖色系少ないのがネックね… あ、パンプスめっけ…」
(まだ買うのかよ……)
 麦野がショッピングを始めてすでに数時間が経過していた。
 夏と言えども、外は茜色に染まっている。
 すでに上条の両手には、数を数えるのも馬鹿らしいほどの買い物袋がぶら下がっている。
以下略



18:(熊本県) ◆yEFBo3BAb.[saga]
2012/10/08(月) 23:14:26.57 ID:OsM07NBco
 麦野の散財が終わったのは、外の陽もどっぷり暮れてからだった。
 終わりごろには上条の身体は買い物袋で埋め尽くされていて、散々麦野に笑われたり写メを撮られたりした。
 この格好でどこまで歩かされるのかと恐怖した上条だったが、麦野はあっさりと集積センターに行き、荷物の全てを自宅に宅急便送りにしてしまった。
「上条さんの苦労はいったい…」
 流石に愚痴の1つも言いたくなったが、「纏めて送らないと二度手間でしょ?」という麦野の台詞に、上条は苦笑いと共に愚痴を飲みこんだ。
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/10/08(月) 23:15:04.98 ID:PVjNYkYt0
読みにくい。改行しろ


20:(熊本県) ◆yEFBo3BAb.[saga]
2012/10/08(月) 23:16:33.93 ID:OsM07NBco
「……クソがッ!!」
 さっきまでの笑顔を一瞬で消し去ると、麦野は小さく毒づいて荒々しく携帯を耳に当てた。
「……はい、こちら麦野」
『あんたってばー!! なんで着信拒否してんのさ!! 今日は仕事の日でしょーがッ!!」
 携帯からは、聴き慣れた、しかし、不快さだけは変わらない女性の声が響いた。
以下略



21:(熊本県) ◆yEFBo3BAb.[saga]
2012/10/08(月) 23:17:58.07 ID:OsM07NBco
(どうするッ!?)
 もちろん、もっともベターな方法はこの場から上条もろとも逃げ出すことである。
 そうして、改めて体勢を整えて襲撃をすれば良い。その方が楽だ。
 だが、万が一。いや億が一、この馬鹿どもを取り逃がしてしまったら?
(ない、とは言い切れないわね… 実際、コイツはアタシ達から半日逃げ回っていたんだし…)
以下略



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