22: ◆ynV98nmqxA[saga]
2012/10/09(火) 00:17:06.96 ID:094NR4d+0
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【帰り道】
23: ◆ynV98nmqxA[saga]
2012/10/09(火) 00:17:37.36 ID:094NR4d+0
雄二「小牧さん、一応悠の奴を止めたんだけど、小牧さん自身が委員長をやりたくなかったのと、あいつの押しの強さあって、結局小牧さんは副委員長のまんま、悠が委員長の大抜擢されたわけ。まぁ、残り二週間ぐらいだから、そこまで大変じゃねぇとは思うが……」
このみ「一緒に帰れないのは、ちょっと残念かも……」
雄二「仕方ねぇよ。終業と卒業式が近い今、クラス委員の忙しさはピークを迎えてるわけだしな。今頃あいつ、仕事の多さにひーひー言ってるんじゃね?」
24: ◆ynV98nmqxA[saga]
2012/10/09(火) 00:18:06.97 ID:094NR4d+0
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【教室】
25: ◆ynV98nmqxA[saga]
2012/10/09(火) 00:19:07.23 ID:094NR4d+0
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鳴上「お疲れ様……えと、大丈夫?」
26: ◆ynV98nmqxA[saga]
2012/10/09(火) 00:19:38.97 ID:094NR4d+0
愛佳「ええ。っと、では、私はこれで……」
鳴上「ああ。お疲れ様」
愛佳「お疲れ様でした。今日は本当にありがとうございました。……そ、その、委員長になってくれたことも、ありがとうございます」
27: ◆ynV98nmqxA[saga]
2012/10/09(火) 00:20:07.60 ID:094NR4d+0
鳴上「あれ? もしかして、違った? それとも迷惑だった――」
愛佳「い、いえ! そういうわけではなくてですね! え、えーと……」
鳴上「?」
28: ◆ynV98nmqxA[saga]
2012/10/09(火) 00:20:33.38 ID:094NR4d+0
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【鳴上宅前】
29: ◆ynV98nmqxA[saga]
2012/10/09(火) 00:21:00.90 ID:094NR4d+0
鳴上(確かに徹底的な相違点はあるが、雄二からは『イメチェン』と捉えられたのはなぜか。それは『基本的なところは俺と同じ』ということ)
鳴上(しかし、今の俺のような勇気や知識、根気を持っていない……これらから推測されるに――)カッ
鳴上(この世界の俺は、あの事件の前の俺。時系列も、現時点で一年生の終りだったから、まさに引っ越す直前の俺だということ。あのまま、無気力に生きているだけの俺、というわけか……)
30: ◆ynV98nmqxA[saga]
2012/10/09(火) 00:21:29.13 ID:094NR4d+0
鳴上「まぁな。……ところで、こんな時間にどうしたんだ?」
このみ「えとね、ゆうくん、まだ帰ってないようだったから、ここで待ってたんだ」
鳴上「気を遣わなくてもよかったのに。いくら春でも風邪をひくぞ?」
31: ◆ynV98nmqxA[saga]
2012/10/09(火) 00:22:01.51 ID:094NR4d+0
このみ「え? ううん、ゆうくん待ってたし」
鳴上(……この幸せ者め)
鳴上「なら、ウチで一緒に食べるか?」
32: ◆ynV98nmqxA[saga]
2012/10/09(火) 00:22:34.87 ID:094NR4d+0
撤退
次回は後日
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