過去ログ - ほむら「多重契約って出来るのかしら…?」
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(富山県)
2012/10/09(火) 03:31:36.44 ID:A1wCDTXo0
新QB「すまない、取り乱してしまったようだね。しかし、君でも僕の代わりが幾らでも存在する事くらいしっていると思っていたんだがな…」
ほむら「ええ、知っていたわよ。ただ、何となく腹が立ったから、つい勢いで…。ていうか、もうこれは癖の物でどうにもならないのよ」
QB「そうかい。人間の感情という物はさぞ厄介なのだろうね。あの一瞬、兎に角、君の脳は憎悪のみに支配されていた。何故そんなに僕の事を憎む?鹿目まどかとの契約を頑なに阻止する理由は?まぁ、大体察しはついてるけどね」
ほむら「それをあなたに話す理由は無いわ」
QB「まぁ、僕の知らない間に君は鹿目まどかに助けられたのだろう。大方、君はどうせ平行世界を渡り歩いて来たのだろう。そして、ここに来るよりも前の世界で、ここに居るのとは別の鹿目まどかに“平行世界のもう一人の自分を契約させるな”という使命を託されたのだろう。全く、そんな物にいつまでも捕らわれているなんて、僕からすれば非常に馬鹿馬鹿しい事なのだが…ブホァッ!?」ブシュッ ドサッ
新QB「そんな事に悩まされるなんて、本当に束縛されているというか、面倒なのだろうな」
ほむら「さっきのあなたのが、よっぽど感情的だったと言えると思うのだけど…」
QB「いいや、それは違うね。僕はただ、一定量以上の負荷がかかると自動的に、ソイツを排除する為にヒートアップしてしまうんだよ。今のは感情ではなく本能だ。これは人間でなくとも、何物にも起こり得る現象の筈だが…」
ほむら「それなら、さっきの私のと何の違いがあるのかしら?」
QB「まぁ、人間にとって分かり易く例えるなら、僕の場合は仕事に情熱的になっただけだ。それに対し君は僕に憎しみをぶつけた。私情を挟んでいるのだ。しかし、物理法則は綺麗事では成り立たない。そんな事が出来るのは神くらいだろう」
ほむら「それがまどかだと言いたいのね」
QB「ああ。だが、僕は心配している。彼女が希望から絶望への相転移によって魔女化した時に発生するエネルギーで、確かに宇宙の熱的死は免れる事は出来るが、最凶最悪の超ド級の天地を凌駕する程までの巨大な魔女が誕生したとして、ソイツが宇宙その物を破壊してしまえばまるで意味が無い。そんな事であれば、わざわざ君達の命など奪いたくは無い…。僕だって、こんな事を好きでやってるんじゃない……!!」
ほむら「……ッッ!?」
QB「あぁ……。どうやら、僕にも私情が芽生えて来ているようだ…。だが、上の連中はそういった業務に支障を来すような存在を抹殺しようとするだろう。ああ、どうやら君ともお別れのようだね…。さようなら、暁美ほむら…!!今度会う僕には多分、また私情をきっぱり捨てた奴が現れるんだろう…。果たしてどちらが未熟なのか…それは今の僕にはもう分からない…。その答えは、今度の僕や、鹿目まどか、そして何より君自身が導き出すだろう…!!じゃあ、また会う日まで…!!」シュゥゥゥゥゥ…
ほむら「インキュベーター……ッッ!!」カチッ
QB「」
ほむら「ふぅ…」ガシッ ポイッ
ほむらが死にかけのQBを掴み、どこか遠くへ放り投げる。
カチッ
QB「」ドカアアァァァン!!←爆発した
ほむら「はぁ…。アイツのせいで、気持ちの悪い朝の目覚めだったわ…。余り時間が無いわね、学校へ急ぎましょう!!転校初日から遅刻なんて笑い者よ!!」バッ
QB「どうかしてるよ。何も投げ捨てる事は無いだろうに。わけがわからないよ。まぁ、どちらにしろさっきのは、非情になりきれない出来損ないの個体だったからどうしようが構わないが。」
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