過去ログ - カミーユ「Zガンダムにチ○コ付けたい」3
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◆YG6Eq3GnrGDi
[saga]
2012/10/10(水) 23:39:50.85 ID:50NOeFsSo
ビーチャ「オラァ!」
ダンケル「なめるな!」
ビーチャはプライドを傷つけられ激昂していた。我を忘れ、一心不乱にビームライフルを乱射するものの
ダンケルにダメージを与えるには至らなかった。それもそのはず、方や軍人。方やつい最近まで一般市民だった少年
いくらムキになろうと、経験の差の違いという現実が少年に重くのしかかった。
ビーチャ「ちくしょおおおおおおおおおおお!!ジュドーなんかいなくたってえええええええ」バババキュゥンバキュゥンバキュゥン!!!
ダンケル「お前は隊長に任せるまでもなさそうだなぁ!!」シュンシュンシュン
ビーチャ「うあああああああああああ!!!!」
ヤザン「来ないならこっちから行くぜぇ・・・」ジャキ
エル「うう・・・シールドを・・・」ググ
ヤザン「そんなもので防御した気になるんじゃねえよ!」ガガガガガ!!
エル「うああ・・・そんな、どうすればいいのよ」
エル「ジュドー・・・」
同時に、エルには確実にダメージが重なっていた。機体ではなく、若く幼い精神にである
ビーチャと同じく、エルには根拠のない自信があった。自分はニュータイプである。自分は戦争を経験した
ジュドーやアムロ等と共に行動し、いつしか自分達まで強くなったと錯覚していた
しかし彼らには一つの経験が欠けていた。それは「上には上がいる」という事であった
格の違いをまざまざと見せつけられた彼らはそれを認めないと必死で足掻いていた。しかし現実は刻一刻と状況を悪化させていった
頭に血が上ったビーチャはエルの事まで気が回らなかった。そうとは知らず心の奥底で誰かの救援を待ち望んでいた
エル「グス・・・グス・・・」
ヤザン「・・・飽きた。」
ヤザン「てめぇ見てえな弱いもんが戦場にいると思うと虫唾が走るぜ」
ヤザン「てめーみたいな奴に殺されたとなっちゃあラムサスもあの世で浮かばれねーよ」
ヤザン「つまらねえ。さっさと終わらせてやる」
そう言うとヤザンは、すっかり戦意を喪失したMk2に近寄り、両腕を掴んだ
ヤザン「・・・」ガシ
ヤザン「見てろよ。エヴァってこんな事もできるんだぜぇ」ニヤ
エル「ちょ!?何!?離せ!離してよおおおおおおおおおおお!!」
ヤザン「うるせえ・・・ギャンギャン吠えるな。女みてーによ」
ヤザン「てめえの様な女みてーな奴が戦場にいるなんてのは気に食わないんだよ!」
ヤザン「消えな!」
エル「!」
その瞬間、MK2の頭部が初号機に噛み砕かれた
ビーチャ「エルううううううううううううううう!!!」
ヤザン「コクピットまで飲み込むつもりだったが、さすがに無理か」
ビーチャ「てめえええ!!よくも!!よくもぉおおおおお!!」ゴオオオオ
ダンケル「あ!お前!」
ヤザン「お前もうるせえ」ヒョイ
ダンケルを振り切りヤザンへと突進したビーチャだったが、軽くいなすような最小限の動きで躱された
その事がまたビーチャをイラ立たせたが、振り返る間もなく初号機のヒザを胴体に当てられた
ビーチャ「ガッ!?」
ヤザン「しかしまぁ初号機ならではの攻撃だな。気に入りそうだぜ」バリボリ
ヤザンはMk2の頭部を音を立て食事でもするかのように噛み砕いていた。最中、彼の頭の中にビーチャの事などどこにも存在しなかった
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