過去ログ - スネーク「こちらスネーク、八十稲羽市への潜入に成功した」
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448:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/12(月) 01:14:56.18 ID:jjSX/beK0

スネーク「…おかしい。口には出さずとも、今の内容を信じろというのは正直言って難しい話だ」

スネーク「オタコンにでも相談してみるか…外に出よう」


コンコン


スネーク「おいオタコン、開けてくれ」

オタコン「何だい、まだ話でも?」

スネーク「ああ。大佐とメイリンのことについてだが」

スネーク「…どうもおかしいんだ。この町での健康診断には医療用のナノマシンが使われてるとか、『愛国者達』の関与はあり得ないとか言っているもんでな」

オタコン「ナノマシンが医療用…?それに『愛国者達』の関与が無いなんて、そんなはずないじゃないか」

スネーク「それは俺も言ったんだ。だがまあ、なんだ…メイリンの勢いに負けてしまってな」

オタコン「メイリンまでそんなことを…」

オタコン「…なんか既視感があるね、その通信は」

スネーク「…やはりか…俺もそうではないかとは思っていたが…」






オタコン「…ビッグシェルで雷電を指揮していた『大佐』。あれを奴らが性懲りもなくまた引っ張りだしてきたのかもしれない」

スネーク「考えたくはなかったがな…」

スネーク「…仕方がない。今後はもう『大佐』へのコールはしないようにする」

オタコン「それが賢明だね」

スネーク「だが…そう考えると、俺達はまんまと奴らの思惑通りに動いたことになるぞ」

オタコン「…『大佐』と『メイリン』によって、僕らはこの町に呼び出された…」

スネーク「そうだ。そしてそこではナノマシンを注入された人間が数を増やしつつある」

オタコン「…住民を操って、総出で僕らを殺しに来させるとか?」

スネーク「無きにしもあらずだが、それならもっと選定された人間を寄越すだろう」

オタコン「それもそうか…」

スネーク「ともかく、奴らの狙いがよく分からん。ここからどう動くべきか考える必要があるな」

オタコン「…まさかアメリカに逃げ帰る訳にもいかないしね。この町を『愛国者達』絡みに巻き込んでしまった以上、しっかり決着をつけてから帰るのがせめてもの礼儀かな」

スネーク「そうだ。それに、今の俺には見捨てたくない奴らがいる」

オタコン「…君の口からそんな言葉が出るなんて…」

スネーク「鳴上達…あいつらの人生に興味が湧いた。今までは他人の人生に興味を持ったことなど無かったんだがな」

オタコン「そのスネークに興味を持たせるなんて…彼ら、将来は大物になるかもね」

スネーク「自分の中の苦しいことから逃げない。見つめて、共に歩む。そんじょそこらの大人よりよっぽど肝の据わった連中さ」

スネーク「あいつらのためにも、そしてあいつらが大事にしている住民のためにも…俺はこの町を『愛国者達』のくびきから解き放つ」



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