過去ログ - 【マテリアル・パズル】魔法少女マテリアル☆まどか【まどマギ】
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12: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/10/10(水) 23:33:12.10 ID:ZicMnp380
お菓子の魔女は、まるで赤子のように頼りなく周囲を見回した後
物陰に隠れて様子を伺っていたさやかとキュゥべえへと視線を向け、その唇を軽く吊り上げた。
「……さやか、願い事は決まったかい?」
マミは未だ現れず、まさに絶体絶命の危機。
キュゥべえはさやかに決断を促した。願いと引き換えに契約し、魔女と戦う定めを背負う。
魔法少女になるという決断を。
「流石に、もう迷ってなんていられないか」
魔女の姿を見つめて、震える声でさやかが言う。
その愛くるしい姿を見ても、さやかの表情には一欠けらの余裕も見られなかった。
さやかは今までに数度、マミの魔女退治をその目で見ている。
それ故に、魔女の恐ろしさを彼女は身をもって理解していた。

「あたしの願いは……」
「駄目よ、そんな簡単に決めたりしちゃあ、ねっ」
その声は、閃光と共に舞い降りた。
「マミさんっ!」「マミ、間に合ったんだねっ!」
その声は、まさしく希望そのものだった。

「ええ、どうやらギリギリ間に合ってくれたみたいね」
それまでの制服姿ではなく、魔法少女の服装に身を包んだマミは
その手のマスケット銃から矢継ぎ早に閃光を放ち、そのままさやか達の側へと降り立った。
「さやかちゃんっ!よかった、無事で……」
マミと共に降り立ったまどかは、すぐさまさやかに飛びついた。


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