過去ログ - 【マテリアル・パズル】魔法少女マテリアル☆まどか【まどマギ】
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955: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2013/11/25(月) 21:55:41.79 ID:HHJZR51vo
だが、無数の銃弾が、鋭く迫る切っ先が、アイの身体を捉える前に。その姿が、忽然と掻き消えた。
「っ!?二人とも、下がれっ!」
プリセラが叫ぶ、けれど、その声が二人に届いたときにはもう、既に。

「な……ぐあぁっ!?」
「え……きゃぁっ!?」
何が起こったのかもわからぬまま二人の身体が宙を舞い、受身すら取れぬまま地面に叩きつけられていた。
宙に浮かんだ無数の銃が、杏子が握り締めていた槍が、乾いた音を立てて地面に落ちて転がって。

「杏子、マミっ!!」
「大丈夫、殺しやしないって。っていうか、すごいやこの力。こんなに疾くて強いだなんて」
二人の元に駆け寄ろうとするプリセラを制してアイが言う。
その口ぶりからは、自分の力に酔いしれている様子がありありと見て取れた。

本来であれば、構わず二人を助けにいったであろうプリセラも、そうするだけに足る力を持ったプリセラでさえも
今のアイの前では迂闊に動く事が出来ずにいた。

(今のは魔法でもなんでもない……ただ純粋に、疾いだけだ)
そう、プリセラには見えていたのだ。アイが目にも映らぬほどの疾さで二人の攻撃をかいくぐり
さらにそれぞれに一撃を加えていた様子が。
その疾さは自分と同等。下手をすればそれ以上。だからこそ、プリセラは動けずにいたのだった。



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