過去ログ - 【Fate】みんなでかんがえたサーヴァントで聖杯戦争【皆鯖】
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848:1 ◆0e.G9BzteE[saga]
2012/10/15(月) 01:01:45.53 ID:TaoFntde0

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ランサー「――――チッ! あの青銅人形、もう少し被害を狭めてくれないかねぇ!
      おかげでアタシの『足並み狂わす不和の戦斧(エリス・ラブリュス)』が使えないじゃないか!」


麗しきアマゾネスの戦士は、遥か石段の向こうにそびえ立つ青銅巨神を見上げ、そう声を漏らした。
不和を撒き散らすランサーのハルバード。アーチャー攻略の手はずとなる宝具の一つ。
争いの女神エリスの与えた戦斧は、心を持たぬあの青銅巨神にも効果をもたらすはずだ。

けれど、そもそも敵の懐に入ることができなければ、この宝具はあの欧州の姫君に効果的ではない。
この熱線をかいくぐり、石段の遙か向こうに立つアーチャーまで辿り着くまでには、時間が掛かりすぎる。

加えて―――



イリヤ「セイバー、やっちゃえ!」

セイバー「………了解した、イリヤスフィール」



―――そう言って、トロイア軍最強の英雄は眩いほど輝く剣を振るう。


本来であればここは共に協力して遥か石段の向こうに立つ、アーチャーを狙うべきである。
しかしよりにもよってセイバー、ヘクトルのマスターはひどく短絡的な思考の持ち主らしい。
無差別に両者を狙うアーチャーではなく、すぐ近くにいるランサーに襲撃を掛けているのだ。

そんな幼いマスターの言う事を素直に聞くセイバーもセイバーだ。
そんな甘っちょろいヤツだから、弟の尻ぬぐいに国を挙げて戦争するハメになるのだ。


ランサー「あああっ! もううぜってぇなヘクトル! アザカ! アンタは後ろに下がってな!」


ランサーの怒声に、蜥蜴皮の手袋を嵌めようとしていた彼女のマスターは、
何か言い足そうに彼女を見るも、周囲を護衛するアマゾネス達と共に、
現在の状況に渋々今よりもさらに離れた場所へ移動した。

 


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