過去ログ - 【ゆるゆり】撫子「大室家の短編集」花子「だし!」
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◆Y79ev7DOE0Zd
[sage saga]
2014/01/15(水) 21:06:14.13 ID:KsJZq5Ve0
第406話 くすぐりブーム 2
花子「離せし!!」バタバタ
しかし、みさきちは椅子に座っている花子を後ろから腕ごと抑えこむ形でがっしりと腕を回して抱きついているため花子は逃れられない。
みさき「離さないわよ!」
花子「何がしたいんだし!!」
みさき「言うことを聞きなさい」
逃れられないことを知った花子はしぶしぶみさきちの条件を聞く。
花子「……わかったし、何をすればいいんだし」
みさき「そうね。とりあえず、みさき様と呼びなさい」
花子「……み、みさき様」
みさき「……むふふ(な、なにこれ気持ちいいー!!)」
花子「速く離せし」
みさき「なっ。言い方が違うんじゃないの!」
花子「みさき様離してくださいませ」
みさき「(やったわ! 花子が……あの花子がみさきに屈服したわ!)」
みさき「ダメよ。離したらそのしゃべり方やめるでしょ」
もはやくすぐることなど忘れて己の征服欲を満たすみさきち。
花子「やめないので離してくださいませみさき様」
みさき「信用ならないわ。それにこの状態ならその話し方やめないし。一生このままよ」
花子「みさき様は花子より頭が良くて運動が出来て身長が高くてすごいです」
みさき「むふふ。わかってるじゃない!」
花子「そんなみさき様の両手をいつまでも塞がせるなど、とんでもない限りです。これからは自分で塞ぎますので、どうかお手を休めてくださいませ」
みさき「そうね。確かに花子のために両手を塞ぐなんてみさきがやることじゃないわ」
そう言ってみさきは手を離す。
花子「かかったし」ガタ
花子は椅子から思い切り立ち上がりみさきちを押し倒す。
みさき「なっ!!」
みさきちは突然の事態に対応できない。
花子「良くも花子の読書の時間を邪魔してくれたし」
みさき「ご、ごめんなさい……」
第406話 くすぐりブーム 2 終わり
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