過去ログ - 【ゆるゆり】撫子「大室家の短編集」花子「だし!」
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911:1 ◆Y79ev7DOE0Zd[sage saga]
2014/02/16(日) 22:08:51.85 ID:o6iko4GSo
第437話 読書 1

リビング

櫻子「う〜」パラパラパラパラ

花子「どうしたんだし」

櫻子「明日までにこの本読んで感想文書かなきゃいけなくてさ」

花子「ふーん」

コトッ、パラ

櫻子「……あぁ〜!!」

花子「……」

パラ

櫻子「あぁあああああ!!」

バサバサ

花子「うるさいし! 静かに本読めないのかし!」

櫻子「なんで花子は逆にそんなに集中して読めんだよ!!」

花子「いや、普通に読んでるだけだし」

櫻子「普通ってなに!?」

花子「普通は普通だし」

櫻子「だからその普通を聞いてるんじゃん!」

花子「……確かに……普通ってなんだし」

櫻子「あははー花子説明できないでやんの!」

花子「」イラ

花子「花子にはできるのになんで櫻子にはできないんだし!」

撫子「苦労せずってことじゃない?」

花子「それだし! 花子は櫻子みたいに本読んでてもあぁーとかうーとか唸ったりしないし」

櫻子「なるほど! じゃああーとかうーとか言わなければ普通に読めるんだな!」

パラ

櫻子「……」

櫻子「……(あれ、ここさっきも読んだな)」

櫻子「……(あれ、この行の次はこっちだったか?)」

櫻子「……(うぐぐ、やっぱり読めない)」

櫻子「ダメ! 読めないよ!! 無理」

花子「諦めるのはや」

撫子「櫻子はどういうふうに本読んでるの?」

櫻子「え? どうって普通に」

花子「櫻子も普通って言ってるし」

櫻子「私の普通は花子の普通と違うの!」

花子「(理不尽だし)」

撫子「でも、普通にって説明するの難しいよね。私もよく普通にって使っちゃうし。自分は当たり前にできるのに他の人にはできないことを説明するのは難しい」

花子「だし」

櫻子「とにかく! 明日までに感想文書かなきゃいけないんだよー!!」
第437話 読書 1 終わり


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