過去ログ - 【ゆるゆり】撫子「大室家の短編集」花子「だし!」
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968:1 ◆Y79ev7DOE0Zd[saga sage]
2014/03/27(木) 06:39:44.99 ID:72s2LGo6o
第475話 パラレルワールド 2

美穂「ねぇ……撫子にとってこの世界は幸せ?」

撫子「え?」

美穂「この世界にずっと居たいと思う?」

それは、そうだ。ここは私のホームワールドなのだから。だが、しかし、反転世界を知ってしまった以上、本当にこの世界で私だけ幸せになっ

てもいいのだろうかという思いがある。
だけど、この世界には藍がいる。私の大切な恋人の。藍を放ってこの世界からいなくなることはできない。

撫子「やっぱり私はこの世界が大事だと思う」

美穂「……そっか。やっぱり藍ちゃんか」

撫子「……美穂には嘘はつけないな。他の世界でも藍とつきあってたってことでしょ?」

美穂「半分正解」

撫子「半分? ……あ、そうか反転世界みたいに性格が違う場合は付き合ってないこともあるのか」

美穂「世界によって微妙に性格が変わるものだからね。でもそれでも100点満点の正解じゃないんだけどね」

撫子「え?」

美穂は少し悲しそうな顔をする。

美穂「わかった。私も撫子の行った世界がどうにかできないかちょっと調べてみる。パラレルワールドの時間軸って曖昧なものだから、こっちでいくら焦っても向こうの世界で同じように時間が流れているわけじゃないからね。だから、今日はゆっくり帰って休んでね」

撫子「うん、ありがとう。ちょっと心強い」

それから、美穂と別れ家に帰る。
家に帰ると櫻子と花子がギャーギャー言い合っていた。
あぁ、ここは本当に元の世界なんだなと、さらに実感することができた。

第475話 パラレルワールド 2 終わり


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