22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/10/13(土) 00:59:14.88 ID:cKfsXzpPo
──月曜日──
男の部屋から目覚ましの音が響く。
ベッドがもそもそと動き、中から目覚まし時計へ向けて手が伸び出て来る。
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2012/10/13(土) 00:59:42.89 ID:cKfsXzpPo
〜〜教室〜〜
チャイムが鳴るのと同時に男が教室へ入って来た。
走ってきたのか男は汗だくで肩で息をして、とぼとぼとした足取りで男は席へ向かう。
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/10/13(土) 01:00:42.61 ID:cKfsXzpPo
──昼休み──
「よーし飯だ飯飯飯―」
「はいおはようほんとタイミングいいなお前」
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/10/13(土) 01:01:16.07 ID:cKfsXzpPo
あまりの言葉に一気に目が覚める男。
その突拍子もない質問に大声で答える。
「はぁ!?んなわけないだろ!」
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/10/13(土) 01:01:51.26 ID:cKfsXzpPo
「……っだよ……これ……」
そこに写っていたのは以前教室の前でぶつかった奴と幼馴染が腕を組んで歩いている姿だった。
呆然とそれを見つめていた男だが、ハッとして友に電話を掛けようとした時、また友からメールが届いた。
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/10/13(土) 01:02:17.92 ID:cKfsXzpPo
しかし当然、その場所にはすでに二人はいなかった。
一旦落ち着こうと近くのベンチへ座り込む男。
そこへ偶然、先輩とその弟が通りかかる。
「おー、男君!」
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/10/13(土) 01:02:49.87 ID:cKfsXzpPo
「姉さん、男さんの話ならどんなことでも喜んで聞くから、下手な気使わなくって大丈夫っすよ」
「ちょっ…とお前ぇ!」
先輩は顔を真っ赤にして弟の肩を叩く。
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/10/13(土) 01:03:20.48 ID:cKfsXzpPo
ひとしきり話し終えると、今度は先輩と弟がバツの悪そうな顔をしていた。
「……そんな事が……」
「まぁ結局、俺の優柔不断さが招いた事なんですけどね……ハハ、ハ……」
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/10/13(土) 01:03:47.21 ID:cKfsXzpPo
「あ……っちゃー…………あっちの方って……」
弟が何かに気づいたように小声で言う
それに気づいた先輩が何の事かを尋ねると、男に聞こえないように先輩に耳打ちをする。
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2012/10/13(土) 01:04:18.03 ID:cKfsXzpPo
〜〜男宅〜〜
男は家に着くと張り詰めていた気持ちが切れたのか、そのまま倒れてしまった。
それにびっくりした先輩と弟は男の家へ上がって男を介抱した。
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2012/10/13(土) 01:04:50.35 ID:cKfsXzpPo
「それじゃあやるべき事はやったしそろそろ行きましょ」
「え?姉さん家探ししないの?」
「するわけ無いでしょ!ほらとっとと行くわよ」
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