過去ログ - ほむら「ちょっと記憶が混乱してるというか……」
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2012/10/13(土) 23:57:41.84 ID:JOm6LN/uo
まどかマギカ本編終了後のSS
※オリキャラ多数
※不定期更新
SSWiki :
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2012/10/13(土) 23:58:17.53 ID:JOm6LN/uo
円環の理――巴マミがそう言っていた。
あれは紛れも無くまどかの願い。
新しい世界の概念、ルールそのものに成り果ててしまったあの子が、美樹さやかの元へ訪れて、また遠くへ連れ去っていく。
その過程に、鹿目まどかの存在を、私は確かに感じ取ることが出来た。
以下略
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2012/10/13(土) 23:58:51.31 ID:JOm6LN/uo
うなだれるマミ・杏子と別れ、私は自室に帰ってきた。
「いったいどうしたんだい? ほむら」
「お前は……」
以下略
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2012/10/13(土) 23:59:40.00 ID:JOm6LN/uo
「消えなさい。私は一人になりたいの。お前の顔なんて特に見たくない」
「そうは言っても、今の君は明らかに様子が変だ。
こんな状態で放っておくわけにはいかない。僕にも役目があるからね」
以下略
5
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2012/10/14(日) 00:00:09.00 ID:N9TKSdAFo
「私は、弓で戦ってたの?」
「どうしてそれを僕に聞くのさ。
どうも君は、本当に別人になってしまったと、そういう事なのかな」
以下略
6
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2012/10/14(日) 00:00:56.81 ID:N9TKSdAFo
「私は違う世界から来たの。
この世界と良く似た、それでいてルールの違う世界」
「どういう意味だい?」
以下略
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2012/10/14(日) 00:01:40.89 ID:N9TKSdAFo
「魔獣についてイチから教えて。
それから私が今までどうやって戦っていたのか。
それから……」
「それから?」
以下略
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2012/10/14(日) 00:02:10.20 ID:N9TKSdAFo
翌朝。
いつも通り支度を済ませて部屋を出る。
あのケダモノは朝から我が物顔で居座っていた。
一人になりたいと言ったはずなんだけど、まるで聞く気が無いわね。
以下略
9
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2012/10/14(日) 00:03:57.25 ID:N9TKSdAFo
登校するなり、真っ先に教室を確認する。
やっぱり、まどかの席は無くなっていた。
当たり前といえば、そうなのかもしれない。
以下略
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2012/10/14(日) 00:06:04.41 ID:N9TKSdAFo
放課後になって、どっと疲れを感じた。
肉体の疲労などはソウルジェムの魔力でどうにかしてしまえばいい。
だけど、この倦怠感はそういうわけにもいかない。
以下略
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2012/10/14(日) 00:07:00.61 ID:N9TKSdAFo
「仲間が欲しいなら、マミを頼ってみたらどうだい?
同じ学校に通ってるという事は覚えてるだろう?」
「そういう意味じゃないんだけど……」
以下略
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2012/10/14(日) 00:07:54.26 ID:N9TKSdAFo
「待ち合わせは――」
「――時に――の前で」
「オッケー。それじゃ、よろしくね! またあとで」
以下略
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2012/10/14(日) 00:08:56.92 ID:N9TKSdAFo
マミと会う前に、寄り道をする。
通学路沿いにある河川敷。
ここは時々、あの子の家族が散歩に来る。
以下略
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2012/10/14(日) 00:09:52.40 ID:N9TKSdAFo
「記憶が無い?」
マミは小さいノートを片手に、待っていた。
受験勉強が忙しいらしい。
この人は以前、魔法少女に無駄な時間は無いとか言っていたっけ。
以下略
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2012/10/14(日) 00:15:55.82 ID:N9TKSdAFo
すっかり日も暮れて、空には蝙蝠が舞い始めた。
今日、魔獣の出現が予想されるのは街郊外にある共同墓地。
この場所で魔獣を待ち構える。
「予想通りだね。魔獣達の登場だ」
以下略
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2012/10/14(日) 00:17:24.83 ID:N9TKSdAFo
墓地の一角がひしゃげて、モザイクがかった不安定な空間から魔獣の群れが現れた。
数は五体。
どれも体長4メートルほどの巨躯、白い体に白い衣、節々をモザイクのような歪みに蝕まれて、苦悶するかのような鳴き声を上げる。
以下略
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2012/10/14(日) 00:18:10.22 ID:N9TKSdAFo
「小手調べは終わりね」
「マミ、お願い」
露払いをマミに任せて、私は撃ち漏らしを狙う。
以下略
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2012/10/14(日) 00:18:49.89 ID:N9TKSdAFo
魔獣達が自らの頭部、モザイクのような歪みから“武器”を取り出した。
巨体に相応しい大剣がひとつ。
それから見覚えのある弓、シンプルな形のマスケット……
以下略
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2012/10/14(日) 00:19:39.17 ID:N9TKSdAFo
それぞれの得物で、射撃戦を交わす。
残りの魔獣はなかなか倒れない。
もう何本も矢を撃ち込んだのに、どうもあの巨体に相応しくタフらしい。
以下略
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2012/10/14(日) 00:20:35.06 ID:N9TKSdAFo
「しまった――」
「暁美さん!」
向かい合った魔獣が、互いに面制圧を成し得る大量の矢弾を射出する。
以下略
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2012/10/14(日) 00:21:15.47 ID:N9TKSdAFo
「私の武器が銃だけだと思ったのが間違いね」
私の背後で、マミは魔獣の銃弾を全て文字通り“弾き返して”いた。
マスケットの魔獣は自らの放った銃弾と、弓の流れ弾を浴びて四散している。
それはいい。それは予想通り。
以下略
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