過去ログ - ほむら「ちょっと記憶が混乱してるというか……」
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78:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage saga]
2012/11/05(月) 02:51:45.37 ID:oMNLFDTIo
「敵の数が多い。
気をつけて!」

現れた魔獣の数は六体。
対する私は一人。

先日、マミと一緒に戦った時は五対二。
それと比べると確かに今日は、ちょっと不利なのかもしれない。

だけど。

「この弓にとって多少の数の違いなんて、問題にもならないわ」

一度の射撃で六体全てを、射抜く。
狙いは足。
動きを止めて更に、追撃。

「マジカルスコール!……なんてね」

あの子の真似をしてみる。
イメージ通りの矢の雨が降り注ぎ、イメージ以上の破壊力が魔獣の群れに浴びせられた。

「ほむら、まだだ!」

矢の雨の中、魔獣は互いの体を盾にした。
生き残った、二体。
共に長柄の得物、刃の大きい十字槍と、反りのきつい薙刀。
すかさず距離を詰め、私の喉元へ迫る、刃!

髪を掠めて、かわす。
続けざまに繰り出される攻撃を横っ飛びに避けて、飛び上がる。

それで魔獣の攻撃は終わった。
接近戦をするチャンスも、ひとたび空を飛べば無に帰してしまう。

この魔獣は杏子のように槍を変形させる事もしなければ、伸ばす事もしない。
彼女ほど使いこなせていない。
空を飛び回る私を捉える術が無い。

有効打にならない糸の攻撃をかわし、矢を浴びせる。
そうこうして、危なげの無いままに残り二体を撃破した。


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