過去ログ - 唯「カードデッキ…?」 憂「りめいく!」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(富山県)
2012/10/14(日) 00:55:23.39 ID:cNeHf92t0
いつもと変わり無い平穏で和な日々だ。ただ、今日も部室には誰も来ていないのだろうか…。
全く、あの人達はやる気があるのだろうか…?
そういった、どうしようも無い不安を抱えながら、部室の扉を開ける。
それは、悪夢の入り口でもあった…。今思えば、この扉を開いていなければ、事態は大きく変わっていたかもしれない…。


ガチャ

梓「こんにち……って、やっぱ誰も居ないか…。ハァ……。あ、そういえば先輩達、昨日はみんな楽器置いてったんだっけ…?」

何かが可笑しい。この時から既に気付いていた癖に、どうして引き返さなかったのだろう。

鏡像の憂「フフフ…」ガタッ

梓「う、憂!?来てたんだぁ…。所で、そのバットは…?野球…?でも、室内だと危ないから……」

鏡像の憂「フンッ!!」バキッ ベギョッ ドガッ

憂がバットを振り回している。先輩達の楽器を、ムギ先輩のテイーセットを、部室を……。私の大切な物を、次々と破壊して行く…

梓「あ……」

私は、声を掛ける余裕すら無かった。ただ、そこに呆然と立ち尽くしていた…。

突然、窓ガラスが破損し、その辺に散乱した。
その途端、我に返った。

鏡像の憂「…」ニヤァァァッ

憂がこちらを見ている。仮にも私の友人の筈なのに、余りの不気味さに嘔吐してしまいそうだ。
憂がこちらに近付いて来る。体中の震えを無理矢理殺しながら、私は黙って静止している。これは勇気などでは無い、もうどうでも良くなっていたのだ。

鏡像の憂「戦え。」スッ


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