過去ログ - キュアホワイト「繋げなきゃ……未来へ……」
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◆TohWfFqdn.hV
[saga]
2012/10/19(金) 22:32:17.46 ID:PWkpan0no
混乱も絶頂に達しようとした時、ズシンと大きな振動を受け私の思考は止まった。
「あ……ああ……」
「ソレワターセ!まずはその女から殺してしまえ!」
怪物の腕が私に伸びる。
「……デュアル……オーロラ、ウェイブ?」
伸びて来るゴツゴツした木の腕を、見ながら、無意識に私はそう呟いていた。
そして、怪物の腕は私の身体を吹き飛ばし、土煙が上がった。
「ふふ……クソガキが。
よし、ソレワターセ町を徹底的に破壊しろ。
混沌とした町を我々がいただくぞ」
男は笑いながらそういうと、坂道を下っていこうとする。
しかし、怪物はその場から動かない。
いや、動けない。
「なにをしている?さっさといくぞ!」
「また、町を壊してぐちゃぐちゃにしようというの?
折角ここまで持ち直したのに?
ここまで来るのにどんだけみんなが涙を流したか知っている?」
「なっ……貴様……何者だ?」
「さぁ?ただ、本能でわかるわ、私はあなたの敵」
白いふわふわとしたシンプルな物に服装が変わり、自分の何倍もの大きさの怪物の攻撃を腕一本で防ぐ事が出来た。
「プリキュア、ミポ……光の使者……伝説の戦士……でも、メップルがいないのに……なんでミポ?」
腰にぶら下がるコンパクトから、先ほどの謎生物がそう声を出した。
「ふーん、プリキュアっていうんだ。
じゃあ、衣裳白いし、キュアホワイトでいっか……」
掴んでいる怪物の腕を突き飛ばすように離し、私は男と怪物にこう名乗った。
「光の使者!キュアホワイト!」
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