過去ログ - 天国に一番近いほむら
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141:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[saga]
2012/11/04(日) 09:25:43.32 ID:JvrwFIkro
 ――曲の流れをみて、同じ音符でも強弱や硬さを変化させるんだ――

 ほむらがイメージするのは今日という一日。
 日付は同じなのに、時を遡るごとにさまざまな過ごし方をしてきた。

 杏子と張り合って魔女退治にかまけている間に恭介が仁美と交際してしまい、心のすさんでいくさやか。
 濁ったソウルジェムを見せられて、それでも何も言えなかった自分。

 まどか、マミと三人で魔法少女トリオを結成し、戦いを終えた後のお茶会に自分の居場所を
見出したように思っていた自分。

 魔法少女になる前、魔女と戦う過酷な宿命を課せられているにもかかわらず明るさを失わない
まどかとマミに強い憧れを抱いていた自分。

 そして。

 約束を果たすために、まどかの契約阻止とワルプルギスの夜を撃破するための準備をしなければ
ならないはずなのに、なぜかヴァイオリンを弾いている自分。

 ほむらの演奏から硬さが抜けていく。
 詰め将棋の正解を求めるように緻密に音を合わせてきた窮屈さが消え、音の幅が広がっていく。
 聴衆の見守る中、演奏を終えるほむら。


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