322:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 09:10:35.32 ID:9y4CCUH1o
まどか「あのね、友達のことなんだけど」
まどか「悪いことが起きてて、自分がいなくなればすべて丸く収まるって」
まどか「それを信じて、いなくなっちゃうかもしれないの」
323:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 09:11:37.20 ID:9y4CCUH1o
知久「間違っていると思うのなら、何度でもそう言ってあげればいい」
知久「逆に意固地になるかもしれないけど、それでも繰り返し繰り返し、言い続けるんだ」
知久「大事なのは、決して途中で見放さないこと」
324:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 09:12:52.84 ID:9y4CCUH1o
【港湾地区・鉄塔】
雨の中、魔法少女の姿になっているほむらが爆弾を設置している。
ほむらの頭上でビニール傘が雨を遮る。
325:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 09:13:55.27 ID:9y4CCUH1o
ほむら「明日になればわかるわ」
天童「明日までに誰かがうっかり爆発させちまったらどうすんだよ」
天童「この量、下手すりゃ鉄塔が崩れちまうぞ」
326:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 09:14:56.68 ID:9y4CCUH1o
天童「そんなの、自衛隊に任せりゃいいじゃねえか」
天童「魔法が使えるからって、そこまでやる必要があんのか?」
ほむら「私が倒さなきゃいけないの」
327:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 09:16:23.16 ID:9y4CCUH1o
ほむら「魔法少女は魔女を狩る宿命。いつかは、魔女に敗れて死ぬかもしれない」
ほむら「悪くすれば、狩るはずの魔女に取り込まれることもある」
ほむら「まどかには、普通の人生を歩んでほしい」
328:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 09:17:30.67 ID:9y4CCUH1o
天童「幼なじみで友情が恋心に変わった、ってのならまだわかる」
天童「でも出会って一ヶ月もしない、仲良くなったばかりの友達にそこまで入れ込める理由は何だ?」
ほむら「……まどかにとってはそうかもしれない。でも、私にとっては」
329:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 09:19:14.06 ID:9y4CCUH1o
天童「にしても、随分ヘヴィな人生歩んでんだな、お前」
天童「だとすると、さしずめ俺はドクか?」
天童「映画で車は空を飛べても、現実の車はいつまで経っても空を飛ばねえな」
330:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 09:22:06.16 ID:9y4CCUH1o
【朝/見滝原市】
広報車が避難指示の発令を報せている。
空全体を覆う曇り空がときおり雷で光る。
331:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 09:23:43.05 ID:9y4CCUH1o
【10:52/港湾地区】
人気のない港湾地区に一人立つほむら。
足元から霧が覆い始める。
霧に紛れてほむらを通り過ぎる、道化や動物たちの形をした使い魔。
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