324:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 09:12:52.84 ID:9y4CCUH1o
【港湾地区・鉄塔】
雨の中、魔法少女の姿になっているほむらが爆弾を設置している。
ほむらの頭上でビニール傘が雨を遮る。
325:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 09:13:55.27 ID:9y4CCUH1o
ほむら「明日になればわかるわ」
天童「明日までに誰かがうっかり爆発させちまったらどうすんだよ」
天童「この量、下手すりゃ鉄塔が崩れちまうぞ」
326:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 09:14:56.68 ID:9y4CCUH1o
天童「そんなの、自衛隊に任せりゃいいじゃねえか」
天童「魔法が使えるからって、そこまでやる必要があんのか?」
ほむら「私が倒さなきゃいけないの」
327:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 09:16:23.16 ID:9y4CCUH1o
ほむら「魔法少女は魔女を狩る宿命。いつかは、魔女に敗れて死ぬかもしれない」
ほむら「悪くすれば、狩るはずの魔女に取り込まれることもある」
ほむら「まどかには、普通の人生を歩んでほしい」
328:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 09:17:30.67 ID:9y4CCUH1o
天童「幼なじみで友情が恋心に変わった、ってのならまだわかる」
天童「でも出会って一ヶ月もしない、仲良くなったばかりの友達にそこまで入れ込める理由は何だ?」
ほむら「……まどかにとってはそうかもしれない。でも、私にとっては」
329:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 09:19:14.06 ID:9y4CCUH1o
天童「にしても、随分ヘヴィな人生歩んでんだな、お前」
天童「だとすると、さしずめ俺はドクか?」
天童「映画で車は空を飛べても、現実の車はいつまで経っても空を飛ばねえな」
330:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 09:22:06.16 ID:9y4CCUH1o
【朝/見滝原市】
広報車が避難指示の発令を報せている。
空全体を覆う曇り空がときおり雷で光る。
331:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 09:23:43.05 ID:9y4CCUH1o
【10:52/港湾地区】
人気のない港湾地区に一人立つほむら。
足元から霧が覆い始める。
霧に紛れてほむらを通り過ぎる、道化や動物たちの形をした使い魔。
332:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 09:25:45.26 ID:9y4CCUH1o
投下ここまで。
ほむらの「護る」「守る」は主語が自分自身のときと魔法少女全般のときで異なる表記を
用いています。
ワルプルギスの夜戦は2回に分けることになると思います。
333:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/02(日) 09:35:06.53 ID:4Q2zGpYso
乙
タイムリミットがワルプル戦の終了後となると命題が別の意味にも思えてくるなあ
勝ちさえすれば極振りした固有魔法を失って先の見えない
ほむらにとっては理想的な展開じゃね?独りよがりなのは否めないが
480Res/285.33 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。