442:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/23(日) 09:18:11.71 ID:IDUaz4tQo
ドアが開く音。
中年の婦人が入ってくる。
婦人「大輔さん?」
婦人「――お知り合い?」
天童「わからないんだ」
ほむら「あなたまで記憶喪失のふりをするの?」
婦人に向き直るほむら。
ほむら「私、天童と一緒にいたんです」
婦人「もしかしたら、主人とは山でご一緒に?」
ほむら「山?」
婦人「チョモランマに登るために、練習で雪山登山をして、遭難して一ヶ月行方不明だったんです」
婦人「まさか、竜巻に巻き込まれているなんて」
婦人「おまけに、この一ヶ月の記憶もなくなってて」
婦人「もし、何かご存知でしたら――」
改めて天童を見るほむら。
自分の知る、天童よりも十歳は老けている。
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