過去ログ - 【テニヌ】京ちゃんが安価で最強チームを結成するそうです【マージャヌ】
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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/10/14(日) 23:40:36.12 ID:SI9AKbBXo

久「―――と、いきたいところだったんだけど。はい注目。
　　エントリーはもう済ませたけど、今回私たちは『清澄高校』としては出場しません」


あっさり卓袱台をひっくり返した。

それはもう、天下一品のこってりじゃないほうくらいあっさり言ってくれたので、
1年生部員全員は十字砲火のようなアイコンタクトを飛ばしまくりたった今耳の穴を通過していった言葉を確認し合う。


咲「え？」

和「どういうことですか？」

まこ「今回の百花杯じゃが、チーム編成が自由なんじゃ。6人1組にコーチ枠が1人。
　　　これさえ満たしとりゃぁ地域や学校を越えてチームを結成してええことになっとるけぇの」

優希「つ、つまり？」

和「なるほど。他校の生徒と組んで参加してもよいというわけですね」

久「むしろ運営側はそれを推奨してるわね。それでね、まこと相談して決めたのよ。
　　これはまたとない個人能力アップの機会だって」


そう言ってのけた彼女の瞳の輝きっぷりを見て、京太郎はああもうこれはなにを言ってもダメなんだなと悟る。
あれは、昔からなにかとつるんでいた年上の従姉妹が悪意のない無理難題を押し付けてくるときと同じ顔だ。


毛利探偵事務所の慰安旅行with少年探偵団と不動高校の修学旅行が乗り合わせた豪華客船の旅から生還してきて。


そう笑顔で頼まれた日のことは忘れられないし思い出したくもない。
あれは無理ゲーだった。


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