過去ログ - 王様「お前が勇者……」 勇者「え?」ヒョロ
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[saga]
2012/10/15(月) 00:42:56.12 ID:BPiBYyXAO


兵士長「よければ聞かせて貰えますかな?」

勇者「構いませんよ、あれは十年前のボク達がまだ六才の頃です」


勇者『あの時は酷い病気が流行ってて、薬が足りなくなっちゃったんです。

その病気に賢者もかかってしまって、しかも子供だから症状が酷くなって。それでどうしても賢者のお薬が足りないって言ってて。

お医者さんが言うにはお薬の材料になる花さえあれば助けられるって、でも町の周りの花は魔物に食べられちゃって一本も見つからなかったんです。

でもボクはお医者さんに聞いたその花を見たことが有ったから、こっそり山の方に取りに行ったんです。

それで賢者は助かったんですけど、ボクの方は思いっきり怒られちゃって、まあ当たり前ですけどね』


勇者「そんな訳で賢者はそれ以来ずっとボクの親友なんです!」

兵士長「なる程それなら納得ですな……でもそれ以来というのは?」

勇者「同じ学校の生徒だったけど、直接話した事は一度も無かったんです」

兵士長「なのに危険を冒してまで薬を取りに?」

勇者「だって病気は苦しいじゃないですか!そう思ったらじっとしていられなくて」

兵士長「……勇者殿が占い師に見いだされたのが少しわかった気がします」

勇者「?どういうことですか?」

兵士長「いえ、何でもありませんよ」ニッコリ

勇者「?」




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