4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/10/15(月) 10:06:22.68 ID:/Mv+u/E/0
「だって勝者の酒なんですもの」
いきなり見知らぬ男性に話しかけられても動じることなく、玲子は切り返した。それは一目でこの男性が、それなりのステータスを持っている男性だと見抜いたからだ。スーツはバーバリー、体にぴったりフィットしていることからも、オーダー、せめてセミオーダーだということが分かる。ワイシャツはアイランドコットン、ボタンは貝殻。
短めに切った髪を後ろに流し、眉はくっきりと、彫刻のように深い目頭に高い鼻。肌はもちろん手入れされて、髭の剃り残しなどどこにも見当たらない。
嫌味なまでに自分の見せ方を知っている男だ。
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