過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」桃子「その11っす！」【鶴賀】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」桃子「その11っす！」【鶴賀】

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115:どうでもいいけど、キューの心の声を入れようと思って、カオスになるからやめた ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2012/10/16(火) 20:07:22.79 ID:tZS8cWX/0
雀力+6

京太郎「ヒャッハー、寝坊だぜぇっ！」

しまった、反復しすぎた。

結局あの後全然眠れなかった、いや、知識は確かに蓄えられたけれども。

京太郎「畜生、キューも起こしてくれたらよかったのに、畜生っ！」

俺の腕の中で安らかに眠りやがって……いや、死んで無いけれど。

ああ、そうだ、きっとキューが暖かかったのがいけないんだ。

だから俺がすやすやと眠ってしまった、そう、そうに違いない！

京太郎「ぬわーーーーーーっ！」

周りの目を気にすることなく走れる、本当にぎりぎりだから。

投稿4日目で遅刻ってどういうことだよ。

京太郎「ぐのおおおぉーーーーーーっ！！」

畜生、坂め、もうちょっとゆるくなりやがれ！

風の音すら聞こえないくらいに俺はすばやく足を動かす。

速く、速く、速くっ！

……。

…………。

っよし、漸く学校が見えた！

京太郎「……よしっ！」

まだ遅刻ではない。

しかしホームルームに遅れても遅刻扱いにされるかもしれない、急がなければ。

上履きに即座に履き替えて、きゅ、きゅと音を立てながら全力で走る。

一応、教室が下の階にあるだけましだった。

京太郎「……っしゃ、間に合ったああぁ～～～っ！」

バン、と吹き飛ばすいきおいで扉を大きく開けた。

そんな俺に目を向けるのは、静かに座ったクラスの皆と先生。

京太郎「……」

京太郎「……あれ？」

先生「おはようございます須賀君、遅刻ですね」

京太郎「や、ちょっと待ってくださいよ先生、外の時計はまだ……」

先生「ああ、アレ壊れてるんです」

京太郎「」

……。

クラス中がどっと沸いたのだった。

そんな中、俺は動くことも出来ず、ただポカン、と口を開いていた。

それが面白かったらしく、先生までくすくす笑いはじめた。

畜生め。

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