過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」桃子「その11っす！」【鶴賀】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」桃子「その11っす！」【鶴賀】

↓ 1- 覧 板 20

36: ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2012/10/16(火) 00:38:57.69 ID:tZS8cWX/0
京太郎「……えっと、津山先輩？」

睦月「あ、いや……うん、別に怒っているとかそういうわけじゃないんだ」

睦月「……ただ、私は人の上に立つのに慣れていないんだ、とそう思ってな」

京太郎「……」

睦月「……そうだなぁ」

睦月「頼ってくれていると思った後輩が離れたときは、心がぽっかりと空いたように喪失したし」

睦月「こうして、やはりその子は頼っているのだ、と思われたら、心が満たされるのを感じる」

睦月「……たった一言の謝罪でそこまで妄想するのはやりすぎかな」

京太郎「いえ、きっと東横さんは津山先輩を慕っていますよ」

睦月「……そうか」

睦月「それならそれで……やはり」

睦月「私はきっと人の目を気にしすぎるんだ」

睦月「上の目も、下の目も、同年代の目も、誰の目も」

睦月「見られるのが怖い、だから先導はしたくない」

睦月「……しかし、どうしてか皆私を頼るんだよなぁ」

京太郎「……きっと、津山先輩に魅力があるからですよ」

睦月「……ふふ、須賀君は本当に優しいな」

睦月「……まあ、そうして、私を頼る人がいる」

睦月「だから、貢献したいとは思うのだけど……やはり怖くて」

睦月「……どうしようかなぁ、って」

京太郎「……」

京太郎「……まあ、津山先輩のことですので、何もいえませんけど」

京太郎「少なくとも俺は津山先輩を尊敬しています」

睦月「……それがプレッシャーをあおるとわかっていっているのか君は」

京太郎「あ、そういうわけじゃなく、えっと……！」

睦月「ふふ……冗談」

睦月「私に向けられる目が一つ、軽蔑じゃないとわかっただけでもよかったよ」

睦月「……さ、そろそろ休憩も終わり」

睦月「もう一度はじめようか」

京太郎「はい」

……その後、ただ俺の知識を確認するだけのお勉強は。

やる気が少し上がったらしい津山先輩のおかげで更にはかどったのだった。

むっきーの好感度が上がりました。

<<前のレス[*]｜次のレス[#]>>

1002Res/293.00 KB

↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。

VIPサービス増築中！
携帯うpろだ|隙間うpろだ