過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」桃子「その11っす！」【鶴賀】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」桃子「その11っす！」【鶴賀】

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422: ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2012/10/18(木) 20:39:10.30 ID:yHN+RNV40
うるせぇ、と叫びに来るおばさんのおかげではっと我に帰った俺達だった。

気がついたら7時である……東横さんは大丈夫なのだろうか。

京太郎「すっかり暗くなったなぁ……」

桃子「っすねー……いやぁ、はしゃぎすぎて筋肉痛っすよ」

京太郎「飛び跳ねたりするからだよ」

桃子「だって楽しかったんですもん……」

京太郎「……そりゃあ、よかったよ」

桃子「いやぁ……本当、楽しかったっす！」

京太郎「ははっ」

桃子「……なんすか、そんな意味ありげに笑って」

京太郎「いや、子犬みたいだなって思って」

ふ、と、そう思った、具体的には人懐っこそうなところとか。

桃子「……それは馬鹿にしてるっすか？」

京太郎「褒めてるっす」

桃子「なら許すっす！」

京太郎「それはよかった」

桃子「今日の私は寛大っすよ！」

京太郎「お金ください」

桃子「許容範囲が超えたっす、須賀君大っ嫌い！」

京太郎「冗談ですすいませんでした」

桃子「……私だって冗談っすよ」

桃子「私、須賀君のことは好きっす！」

京太郎「……」

桃子「……」

桃子「あ……や……と、友達的意味っすよ！」

京太郎「わかってるよ」

桃子「べ、別にそういう意味は……」

京太郎「わかってる、わかってますからそれ以上墓穴を掘らないでください」

……こっちだって恥ずかしいんだよ。

桃子「……あ……ぅ」

それは彼女もだろうけど。

桃子「そ……そそ」

桃子「それじゃ、また、っす！」

桃子「ま、また明日！」

京太郎「お、おぉ、また明日！」

ぴゅぅっと風のように東横さんは帰った……というか、逃げ去った。

京太郎「……」

京太郎「……さむ」

ひゅぅ、と吹く風はまだ冷たかった。

早く中に入って温まろう。

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