過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」桃子「その11っす！」【鶴賀】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」桃子「その11っす！」【鶴賀】

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674: ◆tXdh2WZ0lM[sage]
2012/10/20(土) 13:09:45.50 ID:aiAiJloZ0
～ぐう畜京太郎、鶴賀メンバーを（性的な意味で）ペットにする『モモ編』～

桃子「……今、なんて言ったっすか？」

よく聞こえなかった。

彼がなんていったのか。

聞きたくなかった。

彼が言った言葉を。

京太郎「……だからさ」

京太郎「別れようって」

……今度は聞き漏らすことが出来なかった。

しっかりと耳に入ってしまった。

とくんとくん、と焦るように心臓は高鳴る。

桃子「……なんで……なんでっすか！」

桃子「私はこんなに京太郎君が好きで、京太郎君も私のことを愛してくれたじゃないっすか！」

桃子「どこにいたって、いつだって、隣にいて、ずっと、ずっと楽しくやっていたじゃないっすか！」

とくんとくん。

嫌だ、行かないで。

私を独りにしないで。

お願いです。

お願いします。

京太郎「……それが。重いんだよ」

桃子「……っ」

京太郎「別に東横さんが嫌いなわけじゃない」

桃子「なら……っ！」

京太郎「でも……もう疲れたんだ」

京太郎「寝る間もなくメールを寄越す東横さんに」

京太郎「そして、返信しないと頬を膨らませる東横さんに」

京太郎「俺が来るまで玄関先で待ち伏せして、朝から放課後まで常に一緒にいる東横さんに」

京太郎「見えないことをいいことに、俺が友人と話しているときでさえも俺の顔を監視するように見続ける東横さんに」

京太郎「……なんていうかさ」

京太郎「疲れたんだよ」

彼は私を桃子、と呼んでくれなかった。

距離が一気に離れた気がする。

嫌だ、やめて、独りにしないで。

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