過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」桃子「その11っす！」【鶴賀】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」桃子「その11っす！」【鶴賀】

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864: ◆tXdh2WZ0lM[sage saga]
2012/10/21(日) 17:09:25.18 ID:rmiBOmzD0
京太郎「公園だな」

桃子「公園っすね」

京太郎「……本当にデートみたいだな」

桃子「だからデートって言ってるじゃないっすか、やだー」ｷｬﾋﾟｯ

京太郎「あーはいはい、そうですね」

桃子「む、その反応はいかがなものかと思うっすよ！」

桃子「こんな美少女を前に！」

京太郎「……」

京太郎「はっ」

桃子「鼻で笑った！？」

桃子「うぅ……私ってそんなに魅力なかったっすか」

京太郎「いや、冗談だけどさ」

京太郎「魅力は十分だと思うぜ」

桃子「目線を上げてほしいっす」

京太郎「魅力は十分だと思うぜ？」

桃子「……そう簡単に言えるのが京太郎君のずるいとこっす」

京太郎「？」

桃子「なんでもないっす！」

ぷい、と東横さんは俺から視線をずらした。

なので、俺も視線をはずして辺りを見回してみる。

京太郎「……しっかし、何も無い公園だな」

桃子「噴水があるっすよ」

京太郎「東横さんは噴水で遊びたいんだな、よしわかった」

桃子「あはは、冗談っす、腕を引っ張らないでくださいっす！」

京太郎「くけけ、その真っ白い服をぬらして中身を透けさせてくれるわ！」

桃子「変態がいるっす！助けて、助けて！」

京太郎「あ、ちょ、てめぇ、それマジで勘違いされるじゃねぇか！」

桃子「……あ」

京太郎「ん、どうした？」

桃子「いや……ちょっと、綺麗なお花があったから摘みに行ってもいいっすか？」

京太郎「俺も行こうか！」

桃子「何もわかってないっすか！？」

京太郎「？」

桃子「ええと……わ、私一人で行くっすから、そこのベンチで待っててくださいっす！」

京太郎「お、おう……」

桃子「それじゃ、すぐ戻ってくるっす！」

と、東横さんは姿を消した。

その先には――ああ、なるほど。

そりゃあ、ついてきて欲しくないよな……ううむ、恥ずかしいことを言ってしまった。

とりあえずあのベンチで待っていよう。

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