過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」桃子「その11っす！」【鶴賀】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」桃子「その11っす！」【鶴賀】

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918:>>914誤植、ごめんなさい ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2012/10/21(日) 22:49:11.16 ID:rmiBOmzD0
桃子「ただいまー！」

大きく声を上げて、東横さんは家の中に入った。

桃子母「あらおかえ――」

桃子「……はっ、しまったっす」

おそらくリビングがあると思われる部屋から、一人の女性が現れた。

けして若いとはいえないけれど、優しそうな雰囲気をかもし出す、黒い長髪の女性。

その人が、口を開いてぽかんとこちらを見ていた。

桃子「……あ、と、友達っすよ！」

桃子「私の友達の須賀京太郎君っす！」

京太郎「え……ええと、初めまして」

ペコリ、とお辞儀する。

顔を上げてもその人はポカンと俺を見つめたままだった。

桃子母「――」

桃子母「――うぅ、ついにやったのね、桃子」

桃子「も、もう、大げさっすよ！」

桃子母「貴方も友達を想像し創造することができたのね……」

桃子「物凄い大げさだったっす！」

……というか、『貴方も』ってなんだ『貴方も』って。

桃子母「……それじゃあ、現実？」

桃子「現実っすよ、私の友達を勝手に架空扱いにしないで欲しいっす！」

桃子母「……」

桃子母「夢ね」

桃子「失礼っすよ！」

桃子母「だって、貴方が友達を連れてくるわけ無いじゃない！」

桃子「すっごい失礼っす！」

桃子「ほら、須賀君も何か言ってやってくださいっす！」

京太郎「え……あ、ああ」

京太郎「……ええと、東横さんにはいつもお世話になっております」

桃子母「あら、私はお世話になって無いわよ？」

桃子母「桃子、この人セールスマンか何か？」

桃子「～～～～～～っ！」

桃子「もういいっすよ、早くいくっす！」

京太郎「え……あ、ちょっと？」

桃子母「あらあら」

桃子母「夕飯までには帰ってくるのよー」

桃子「ここは私の家っすよ！」

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