過去ログ - 千早「事務所の場所が変わりました」
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24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/10/16(火) 01:03:10.42 ID:JYtn0llRo

再び腕を伸ばして、戸棚を閉じると、
あっ、と悲鳴も似た声が耳に届いた。

「ねえこれ、今週までみたい……」
以下略



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/10/16(火) 01:03:57.88 ID:JYtn0llRo

「ねえ」

萩原さんがこらえきれないように言う。
その眼の輝きは、まるでいたずら好きな誰かさんみたいだった。
以下略



26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/10/16(火) 01:05:58.25 ID:JYtn0llRo

「そもそも社長室って必要だったのかしら」

何か話題を、と考えた結果がこれだ。

以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/10/16(火) 01:07:10.82 ID:JYtn0llRo

「はい、どうぞ」

笑顔とともに差し出されたクッキーを受け取って、
感謝を告げるとともに、再度、話題の提供を試みる。
以下略



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/10/16(火) 01:08:04.17 ID:JYtn0llRo

「今日のレッスンどうだった?」

普段、誰かにしているように、
萩原さんが自然な調子で訊ねてきた。
以下略



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/10/16(火) 01:10:11.73 ID:JYtn0llRo

「ねえねえ、そのストラップって……」

とりとめのない話って、こういうことを言うのかしら。

以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/10/16(火) 01:11:00.82 ID:JYtn0llRo

「これ、センスないわよね。
 正直言って、犬の顔があまりにも不細工」

「……やっぱり、そうだよね」
以下略



31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/10/16(火) 01:12:41.79 ID:JYtn0llRo

私の心配をよそに、
萩原さんは嬉しそうな、
それでいてどこか弱ったような顔をした。

以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/10/16(火) 01:13:35.52 ID:JYtn0llRo

「ねえ、それがもう少し犬に似てたら、どうしたの?」

少し考えるようなポーズをとって、萩原さんが言う。

以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/10/16(火) 01:14:02.06 ID:JYtn0llRo

でも、残念なことに、一つ問題が無くなると、
また別の問題がすぐに頭の中に浮かび上がる。

せっかく消えかけていたのに、厄介なものね。
以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/10/16(火) 01:14:52.34 ID:JYtn0llRo

「好きでもないものって、
 ついしまいっぱなしにしちゃうんだよね」

萩原さんが空になった缶を、そのままバッグに突っ込んだ。
以下略



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