過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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109:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/17(水) 07:52:30.62 ID:FW+Jr7MZ0
「そうか?」

顔を上げずに、彼は続けた。

「まぁ、起きた頃には忘れてるさ。それより見てみろ、大河内」

資料を彼に放り、圭介は椅子の背もたれに寄りかかった。

「あの患者の経歴だ」

「どこから取り寄せた?」

「世の中には『親切な人』が沢山いてね」

柔和な表情で彼は腕を組んだ。

大河内は資料に目を通してから、深いため息をついた。


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