過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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110:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/17(水) 07:53:07.84 ID:FW+Jr7MZ0
「なぁ、この患者の治療はもうやめにしないか?」

「…………」

圭介は少し沈黙してから、言った。

「嫌だね。一度依頼された治療は必ず行う。それが俺の方針だよ」

「汀ちゃんを見ろ。負担がかかりすぎてる。
この患者の治療をするには、十三歳では難しすぎると私は思うがね」

「でも、汀は特A級だ」

「天才であることは認めるよ。
しかし、適材適所という考え方もある。
これは、赤十字の担当に回したほうがいい」

「大河内」

彼の言葉を遮り、圭介は言った。


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