過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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128:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/17(水) 08:07:15.10 ID:FW+Jr7MZ0
それは、血液のように赤かった。

否。

血液だった。

上下がさかさまになった空間の外で、下から上に、血の雨が降っている。

それは途端に土砂降りになると、
たちまちゴーッという耳鳴りのようなスコールに変わった。

汀の頭の上で、床下浸水したかのように、
溜まった生臭い血液が、家屋の中に進入してくる。

狭い部屋の中、血液の波は一気にタンスやテレビを飲み込んだ。

テレビの電源が勝手につき、そこからけたたましい笑い声
……男性の、引きつった痙攣しているような声が響き渡る。


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