過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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220:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/17(水) 20:32:05.51 ID:mpXVKIpT0
鉄格子も、糸が寄り集まって出来ている。

十畳ほどの部屋の中を見回し、
汀は、そこで思い出したかのように耳元のヘッドセットのスイッチを入れた。

「……圭介?」

『汀、時間がない。短く説明するから、すぐにその患者の中枢を見つけてくれ』

「私、ダイブしてるの?」

『そうだ。その患者はレベル6。死の一歩手前にいる。
極めて危険な状況だ。
精神構造も変化して、極Sランクの危険区域、変質形態Sの六乗と指定されてる。
なるべく早くそこを出ろ』

「……分かった」

頷いて、汀は深呼吸して、足を踏み出そうとした。


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