過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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258:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/18(木) 10:59:13.28 ID:OB2lhOYj0
その先は、真っ黒な空間になっていた。

岬は、荒く息をついて涙を流しながら、
折られた腕の骨を、力任せに元にはめているところだった。

彼女のもう片方の手を掴み、汀は言った。

「行くよ。逆にこっちが死ぬかもしれないけど、まぁそれって、運命だよね」

「割り切ってるね……」

「言われるまでもないよ」

軽く微笑んで、汀は岬を先に穴の中に投げ入れ、小白を抱いた。

彼女達は、ブロック状に空いた穴の中に飛び込んだ。

その瞬間、男達を飲み込むように、空間が崩れ落ちる。

彼女達の意識は、またホワイトアウトした。


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