過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
1- 20
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/10/16(火) 17:54:11.97 ID:Xp8Q5vyA0
「汀、もう寝る時間だろ」

「隣が煩かったから」

「悪かったよ。もう寝ろ」

「怒らないの?」

問いかけられ、青年――高畑圭介は、少し考え込んでから言った。

「お前は立派に命を救っただろ。怒るつもりはないよ」

「そうなの。なら、いいの」

テディベアを抱いて、汀がにっこりと笑う。

そこには快活そうな表情はなく、げっそりとやせこけた、
骨と皮だけの少女がいるばかりだった。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
953Res/544.12 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice