過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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296:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/18(木) 11:33:14.02 ID:OB2lhOYj0
歩いていく圭介を見送り、汀は呟いた。

「あの人……怖い……」

「無愛想な奴なんだ。根はいい人間だ。信用してやってくれ」

大河内がそうフォローして、汀の手を握る。

「とにかく、一命を取り留めてよかった」

「せんせ、私、もう体動かないの?」

「そんなことはない。
リハビリして、ちゃんと過程を踏めば段々動くようになってくるさ。
今はただ、麻痺しているだけだよ」

圭介とは真逆のことを言い、大河内は優しく、汀のことを抱きしめた。

汀がびっくりしたような表情をし、
しかし冷えた体に感じる人の体の温かさに、安心したように息をつき、
大河内に体を預ける。


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